エンジンオフでもクーラーを動かせる「parkooler」…東京キャンピングカーショー2022

エンジンオフでもクーラーを動かせる「parkooler」…東京キャンピングカーショー2022
エンジンオフでもクーラーを動かせる「parkooler」…東京キャンピングカーショー2022全 5 枚

2022年7月23~24日の2日間、東京ビッグサイトで開催された「東京キャンピングカーショー2022」で、道行く人々の注目を集めるコーナーがあった。

【画像全5枚】

ドリーム・エーティーブースの一角に置かれた車は、エンジンが止まっているにも関わらず、車載クーラーが稼働しており、涼しい風を車内外に送っていた。

これはエンジンオフでも車載クーラーを動かせる「parkooler」(パークーラー)システムの参考展示として置かれたものだ。

エンジンオフでもクーラーを動かせる「parkooler」…東京キャンピングカーショー2022エンジンオフでもクーラーを動かせる「parkooler」…東京キャンピングカーショー2022

仕組みとしては高電圧電力変換ユニットと、電動エアコンプレッサを取り付けることで、RVパークなどに設置されている100Vコンセントや、持ち運びバッテリーなどから給電し、車載クーラーを稼働している。

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電動エアコンプレッサは車内に設置する必要がなく、展示車では車体下部に取り付けられていた。そのため車内スペースを食うことなく、軽自動車などでも無理なくシステムを搭載することができる。

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クーラー自体も車載エアコンをそのまま動かすため、大幅な改造などが必要なく、将来的にはディーラーやカービルダーで簡単に取り付けられるようにしたいとスタッフは語っていた。

まだ開発、実験中の段階のため、発売時期や価格などはまったくの未定となっていたが、ユーザーのニーズを調査するべく持ち運びバッテリーでの稼働時間などとあわせてアンケートを募集していた。

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車内で過ごす時間の多いキャンピングカーでの利用はもちろんのこと、一般の車でもちょっとした休憩やテレワーク、防災目的としてなど、幅広い用途が見込めるシステムではないだろうか。

エンジンオフでもクーラーを動かせる「parkooler」…東京キャンピングカーショー2022エンジンオフでもクーラーを動かせる「parkooler」…東京キャンピングカーショー2022

こちらの参考展示車だが、2022年8月22日~9月3日の間、愛知県にある「RVパーク犬山ローレライ麦酒館」で実証実験が行われる。

RVパーク利用者が対象となっているので、parkoolerシステムを体験してみたい方は、足を運んでみてはいかがだろうか。

《二城利月》

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