大井川鐵道井川線・閑蔵-井川間が2か月半ぶりに再開…国からは改善指示

閑蔵~井川間が再開する大井川鐵道井川線。
閑蔵~井川間が再開する大井川鐵道井川線。全 1 枚

静岡県の大井川鐵道は8月3日、井川線閑蔵(かんぞう)~井川(いかわ)間を8月5日から再開すると発表した。

同区間は落石と第1亀久保トンネル内で発生した列車へのコンクリート片落下により5月21日以来、運行を見合わせていたが、8月3日に復旧作業と落石防止工事が完了し施設の安全が確認された。

コンクリート片の落下については、国土交通省中部運輸局が「トンネルの維持管理状況に疑義が生じた」として、6月8~10日に保安監査を実施。8月4日に改善指示を行なっている。

公表された改善指示によると、2021年の特別全般検査で行なった第1亀久保トンネルの点検では健全度が「S判定」とされていたにも拘わらず、2019年に行なった通常全般検査では「B判定」となっており、その差が大きいことから、再度、書類や現地の確認を行なったところ、「S判定」にはならないことを確認。2021年の点検は外注業者によるもので、自社で行なっていなかったことが判明し、この点などが「適切に施設を管理していない」と認定された。

このため中部運輸局では「管理者及び施設係員に対し必要な教育及び訓練を実施するとともに、社内の管理体制を検証し、その体制を見直すこと」を指示している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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