M3ツーリング を手にするのは誰か、MotoGP予選最速ライダーを表彰へ

MotoGPセーフティカーも務めるM3ツーリング

最大出力510hpの直6ツインターボ搭載

後輪駆動が基本の4WDシステム「M xDrive」

コントロールドリフトも可能な4WDスポーツモード

BMW M3 ツーリング・コンペティション(左)と同MotoGPセーフティカー
BMW M3 ツーリング・コンペティション(左)と同MotoGPセーフティカー全 10 枚

BMWは8月5日、二輪レース世界最高峰「MotoGP」の2022年シーズンで年間予選最速ライダーとなった選手に、『M3ツーリング』(BMW M3 Touring)を贈呈すると発表した。

◆MotoGPセーフティカーも務めるM3ツーリング

BMW M3 ツーリング・コンペティション(右)と同MotoGPセーフティカーBMW M3 ツーリング・コンペティション(右)と同MotoGPセーフティカー

BMWは2003年から「BMW Mアワード」として、MotoGPの年間予選最速ライダーを表彰してきた。BMW Mアワードは今年で20年目となり、BMW Mも設立50周年の節目を迎えた。

またBMWはMotoGPに、公式セーフティカーを供給している。最新のセーフティカーとして起用されるのが、M3ツーリングだ。BMW Mアワードとして選手に贈呈される車両と並んで、公式セーフティカーの写真が公開されている。

M3ツーリングのMotoGPセーフティカーには、レカロ製レースシート、4点式ハーネス、安全クロスビーム、ルーフライト、フロントフラッシュライト、緊急時の電源遮断システムなどが追加されている。

◆最大出力510hpの直6ツインターボ搭載

BMW M3 ツーリング・コンペティションBMW M3 ツーリング・コンペティション

新型『M3セダン』のワゴン版として登場したのが、M3ツーリングだ。BMW Mの歴史において、M3ツーリングが市販されるのは、今回が初めてになる。M3ツーリングでは、ベース車両の新型『3シリーズ・ツーリング』に対して、トレッドやフロントエアインテークの拡大、4本のエキゾーストテールパイプなどにより、MのDNAを表現している。

新型M3セダン同様、3.0リットル直列6気筒ガソリン「Mツインパワーターボ」エンジンの最新版を搭載する。M3ツーリングは「コンペティション」のみが用意され、3.0リットル直6ガソリンツインターボエンジンは、最大出力510hp/6250rpm、最大トルク66.3kgm/2750~5500rpmを発生する。

トランスミッションは「ドライブロジック」付きの8速「Mステップトロニック」、駆動方式は4WDの「M xDrive」。0~100km/h加速は3.6秒、最高速は250km/h(リミッター作動)。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が280km/hに引き上げられる。

◆後輪駆動が基本の4WDシステム「M xDrive」

M xDriveシステムには、駆動トルクをホイールに伝達するプロペラシャフトとアウトプットシャフト、ファイナルドライブの「アクティブMディファレンシャル」を組み合わせる。前後ホイール間の駆動トルクは、必要に応じてトランスファーケース内の電子制御多板クラッチが無段階に可変配分し、左右の後輪間の駆動トルクはアクティブMディファレンシャルが振り分ける。これにより、スポーツ走行の際や左右のホイール間で路面グリップの異なる場面において、トラクション、俊敏性、安定性を大幅に向上させる、と自負する。

M xDriveとアクティブMディファレンシャルは、「ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)」とネットワークで結ばれており、走行状態に合わせて2つのシステム間の協調を調整する。走行状況の変化に素早く対応するため、トランスファーケースにはホイールスリップコントロール機能を統合した。これにより、前後アクスル間のわずかな回転数差は、セントラルコントロールユニットにフィードバックすることなく、迅速かつ直接的に補整されるという。

通常の走行状態では、システムはすべての駆動力を後輪に送る。後輪が駆動力を路面に伝達しきれなくなったとき、初めて前輪に駆動力が供給される。この特別なセットアップにより、M xDriveはBMW Mモデルの伝統的な特長の駆けぬける歓びを実現するという。

◆コントロールドリフトも可能な4WDスポーツモード

さらに、ドライバーはセットアップメニューから必要に応じて駆動力配分を設定することもできる。初期設定の4WDモードの場合、後輪駆動を重視した駆動力伝達によって優れたトラクションと精密にコントロール可能なハンドリング特性が得られる。

4WDスポーツモードでは俊敏性がさらに高まり、後輪へ送られる駆動トルクの割合はさらに大きくなる。このモードではコントロールドリフトも可能。Mならではのリニアな横方向加速度の上昇によって、コントロールが容易な状態を維持する。DSCをオフにすると、2WD(後輪駆動)モードが使用できる。このモードでは駆動トルクを後輪にのみ伝達するため、経験豊富なドライバーであれば、DSCの介入に邪魔されることなく、純粋な後輪駆動の走りを楽しめるという。


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《森脇稔》

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