映画『007』のスタントカーをオークションに、ジャガー・ランドローバーが出品

映画で宙を舞ったディフェンダー

作品で重要な役割を演じたレンジローバースポーツSVRとジャガーXF

市販モデルの「ボンドエディション」も出品

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場したランドローバー・ディフェンダー
映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場したランドローバー・ディフェンダー全 10 枚

ジャガー・ランドローバーは、ジェームズ・ボンド映画60周年を記念して、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場したランドローバー『ディフェンダー』と『レンジローバースポーツSVR』、ジャガー『XF』の3台のスタントカーを、9月のオークションに出品する。ジャガー・ランドローバーが7月28日に発表した。

【画像全10枚】

◆映画で宙を舞ったディフェンダー

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場したランドローバー・ディフェンダー映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場したランドローバー・ディフェンダー

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のスタントシーンで有名な『ディフェンダー110』(予想落札価格は30~50万ポンド)をはじめ、2台のディフェンダーと1台のレンジローバースポーツSVRがオークションに登場し、その収益は英国赤十字社に寄付される。オークションに出品する車両には、特別に車両識別番号として「VIN 007」が付けられている。これは、撮影中に使用された10台のディフェンダーのうちの1台で、映画公開前のプレイベントでも使用された。

映画のカーチェイスシーンは、スタントコーディネーターのリー・モリソン氏と、オスカー賞受賞の特殊効果&アクションカー担当スーパーバイザー、クリス・コーボールド氏の主導で制作された。ランドローバーは、このモデル専用の過酷なテストの新基準を設けた。橋を飛び越えるなど、数々の試験で物理的な堅牢性や耐久性を測定している。この新基準により、映画で宙を舞うなど、自信をもってスタントチームが作りたいものを提供することができたという。

スタント撮影の際、ディフェンダーに乗り込んだのは、フォーミュラ3 Wシリーズで活躍したジェシカ・ホーキンス氏だ。なお、ディフェンダーには、ロールケージを追加したことを除けば、車体構造に全く手を加えていなかった。

◆作品で重要な役割を演じたレンジローバースポーツSVRとジャガーXF

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場したジャガー XF映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場したジャガー XF

レンジローバースポーツSVRのスタントカー(予想落札価格は8~12万ポンド)も、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の高速カーチェイスシーンに登場した車両で、撮影のために製作された6台のうちの1台だ。

特別にチューニングされたサスペンションは、快適さを損なうことなく、レスポンスに優れた取り扱い性と緻密なコントロール性を実現するのが狙い。ジャガー・ランドローバーの「SVO」のエンジニアによって、チューニングが進められた。アイガーグレイで塗装されたスタントカーには、ナルビックブラック塗装の22インチアルミホイールと、グロスカーボンファイバー仕上げのフロントフェンダーベント、アンダーバンパーインテーク、グリル、ドアミラーをセットしたオプションの「カーボンパック」を装備していた。

チェイスカーとして『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のスタントチームに選ばれたジャガーXF(予想落札価格は5~7万ポンド)は、映画に使用された2台のうちの1台。南イタリア・マテーラの曲がりくねった狭い道を、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)とマドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)を追跡するシーンで使用された。

◆市販モデルの「ボンドエディション」も出品

ランドローバー・ディフェンダー 110 V8 ボンドエディションランドローバー・ディフェンダー 110 V8 ボンドエディション

また、「SVビスポーク」が製作し、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に登場したディフェンダーを想起させる『ディフェンダー 110 V8 ボンドエディション』も出品される予定だ(予想落札価格は20~30万ポンド)。全世界で販売された「ボンドエディション」は300台限定。今回出品するモデルは、インストルメントパネルに特別な「60 Years of Bond」のロゴを採用しており、公道走行が可能な英国仕様だ。オークションの収益は、自然保護慈善団体の「Tusk」に寄付される。

ベース車両は、ディフェンダーのV8エンジン搭載車、『ディフェンダーV8』だ。ディフェンダーV8は、シリーズの頂点に位置する最強モデル。1970年代のオリジナルの「ステージ I V8」、1990年代の北米向けモデル、そして2012~2016年に生産された『ディフェンダーワークスV8』と、数十年にわたるランドローバーV8の伝統に基づくモデルが、ディフェンダーV8となる。

5.0リットルV型8気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンが搭載される。このエンジンは、最大出力525ps、最大トルク63.7kgmを発生する。トランスミッションは8速ATを組み合わせた。ショートボディの90の場合、ディフェンダーV8は0~100km/h 加速5.2秒、最高速240km/hの性能を実現する。V8エンジンのインダクションとエキゾーストシステムの音響には、チューニングを施した。走行状況に合わせて調整されており、刺激的なサウンドは、「テレイン・レスポンス2」のプログラムを選択することにより、強化されるという。

《森脇稔》

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