消える小田急1000形の未更新車…残る10両がイベント列車でお別れ 9月3・4日

1000形6両編成最後の未更新車となった1251編成。ミステリー列車では4両編成の1058編成との分割併合シーンも披露され、運転士の職人技とアナログの方向幕も見納めとなる。
1000形6両編成最後の未更新車となった1251編成。ミステリー列車では4両編成の1058編成との分割併合シーンも披露され、運転士の職人技とアナログの方向幕も見納めとなる。全 2 枚

小田急電鉄(小田急)は8月10日、1000形未更新車のさよならイベントを9月3・4日に開催すると発表した。

現在の東京地下鉄(東京メトロ)千代田線直通用として1988年3月にデビューした1000形は1993年までに総勢196両が製造され、4・6・8・10両の編成バリエーションやワイドドア車が登場したが、2014年からは、2022年5月に廃車されたワイドドア車を除き、VVVFインバータのフルSiC化、機器の小型・軽量化、電気ブレーキの採用、ブレーキ時の回生電力量の向上、車内のリニューアルといった更新工事が開始されていた。

以来、ブレーキ弁ハンドルを使用する電磁直通ブレーキを搭載した未更新車は年々姿を消し、現在は6両編成1本(1251編成)と箱根登山鉄道カラーの赤い4両編成1本(1058編成)が残るのみとなっている。

さよならイベントでは、両編成を併結した10両編成が海老名発着で車庫線や引上げ線などへ入線する特別行路の列車を運行(10時30分頃発・14時45分頃着)するほか、海老名検車区(神奈川県海老名市)では撮影会も行なわれる。

列車は200人を募集し、旅行代金は大人1万1900円。撮影会は9時20分~13時20分の間、5回に分けて各回約50分ずつ行なわれ、各回80人を募集。参加費用は6800円。

申込みは、いずれも8月16日12時30分から小田急旅の予約サイトで受け付ける。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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