[あおり運転実態]ドラレコ利用者が非利用を上回る

ドラレコ(イメージ)
ドラレコ(イメージ)全 9 枚

チューリッヒ保険会社が全国のドライバーを対象とした「あおり運転実態調査」によると、ドライブレコーダーの普及であおり運転が減少すると思うか聞いたところ、69.6%のドライバーが減少すると思うと回答した。ドライブレコーダー普及への期待は大きい

[調査:ご自分の車にドライブレコーを取り付けていますか?]

ドライブレコーダーの利用について聞いたところ、前年より4.8ポイント上昇。54.7%がドライブレコーダーを取り付けており、利用者が非利用を上回った。現在利用しているドライブレコーダーについて、購入または買い替えたタイミングを聞いたところ、「直近1年以内」が25%だ。

ドライブレコーダーを利用している理由は「事故発生時に自分が不利にならないようにするため(83.5%)」が最も多く、「あおり運転にあわないようにするため」と答えたドライバーは34%と3番目に多い。

いっぽう、ドライブレコーダーを取り付けていない理由は「購入したいがコストがかかるため(68.5%)」が第1位となった。「購入したいがコストがかかるため」と回答したドライバーに対して、「どの程度の価格であれば購入、設置しますか」と聞いたところ、本体購入は1万円以内、取付費用は5000円以内が多い結果となった。

交通心理学、ヒューマンインタフェースを専門とする九州大学の志堂寺和則教授は、ドライブレコーダーがさらに普及することによりあおり運転はもう少し減少すると考える。「ドライブレコーダーの機能も、あおり運転に対応したものに進化していくと期待している。あおり運転被害が心配であれば、あおり運転に遭わないような運転をすることに加えて、ドライブレコーダーを取り付けておくことを勧める。コストは気になるが、万が一の備えと考えるべき」。志堂寺和則:九州大学大学院システム情報科学研究院教授。実車やドライビングシミュレータを用いたドライバーの運転行動の計測や運転適性の研究に従事する。

<調査概要>
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2022年6月11~13日
調査対象:1週間に1回以上運転している全国のドライバー2230人


《高木啓》

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