20周年記念のVW ゴルフR は333馬力、ニュル最速「R」に

現行ゴルフRと比較して4秒の短縮

最高速は270km/hでリミッターが作動

「Rパフォーマンスパッケージ」を標準装備

フォルクスワーゲン・ゴルフR 20イヤーズ
フォルクスワーゲン・ゴルフR 20イヤーズ全 10 枚

フォルクスワーゲン(Volkswagen)は8月22日、『ゴルフR』のデビュー20周年記念車「ゴルフR 20イヤーズ」が、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおける最速の「フォルクスワーゲンR」モデルになった、と発表した。

写真:VW ゴルフR のデビュー20周年記念車「ゴルフR 20イヤーズ」

◆現行ゴルフRと比較して4秒の短縮

ゴルフR 20イヤーズのドイツ・ニュルブルクリンク北コースでのタイムアタックは、ツーリングカーレースのドライバーで、フォルクスワーゲン R の開発ドライバーも務めるベンジャミン・ロイヒター選手が担当した。

タイムアタックでは、ゴルフR 20イヤーズは、ニュルブルクリンク北コースの「ドッティンガー・フーエ」で 265km/h を計測。「シュヴェーデンクロイツ」では、約240km/h に到達した。その結果、7分47秒31という新記録を達成。現行ゴルフRと比較して、4秒の短縮を果たした。

ベンジャミン・ロイヒター選手は、「ニュルブルクリンクを走ったら、次の目的地はパン屋や DIY ショップだ。この車は、何でもできるオールラウンダー」とコメント。それこそまさに、フォルクスワーゲンRが追求するコンセプトという。

フォルクスワーゲン・ゴルフ R 「20イヤーズ」フォルクスワーゲン・ゴルフ R 「20イヤーズ」

◆最高速は270km/hでリミッターが作動

ゴルフR 20イヤーズは、現行ゴルフRの「EA888型」直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを、強化して搭載する。最大出力は320psから333psに13psパワーアップ。これにより、0~100km/h加速は4.6秒と、0.1秒の短縮を実現する。最高速は270km/h(リミッター作動)とした。

19インチのアルミホイールは、スポーク部分がブルー仕上げとなる専用デザインも選択できる。ドアロックを解除すると、足元に「20R」の文字が投影されるなど、20周年記念モデルらしい演出が施されている。

フォルクスワーゲンの量産車で初めて、ダッシュパネルとドアトリムに、カーボンファイバー製パネルを装着する。マルチファンクションスポーツステアリングホイールには、ブルーのRロゴを添えた。ブルーのRロゴは、車両のキーカバーにも配されている。

フォルクスワーゲン・ゴルフR 20イヤーズフォルクスワーゲン・ゴルフR 20イヤーズ

◆「Rパフォーマンスパッケージ」を標準装備

ゴルフR 20イヤーズには、「Rパフォーマンスパッケージ」を標準装備する。「Rパフォーマンス・トルク・ベクタリング」を備えた最新の4MOTIONを採用した。最新の4MOTIONシステムは、エンジンの出力を4つの駆動輪に配分する新しいコントロール機能を持つ。新型では、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンの駆動力を、フロントアクスルとリアアクスルの間だけでなく、後輪の左右の間でも可変配分できるようになった。これにより、とくにコーナリング時の敏捷性を大幅に向上させているという。

2つのマルチプレートクラッチを備えたリアディファレンシャルを採用しており、リアトルクの最大100%を左右の後輪に分配することができる。このシステムは、速度やパワー、ヨーなどに基づいて、車輪間で動力を配分する。コーナーでは、システムは数ミリ秒でカーブの外側のホイールにより多くのパワーを振り向けることができるという。

新しい4WDシステムは、「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」を介して、電子ディファレンシャルロックの「XDS」や、アダプティブシャシーコントロールの「DCC」などと緊密に連携する。ビークル・ダイナミクス・マネージャーは、新しいドライビングダイナミクスシステムだ。XDS機能と調整式ダンパーの横方向の入力の両方を制御することで、快適性重視の設定と、スポーティな乗り心地重視の設定までの幅が大きく広がり、その結果、動力特性が大幅に強化された。これにより、高い精度で最適なトラクション特性とニュートラルなハンドリングを追求した。

このRパフォーマンス・トルク・ベクタリングのおかげで、サーキットなどのクローズドコースでは、「ドリフト」モードが選択できる。このモードでは、ESCを「ESCスポーツ」に変更し、トルクベクタリングシステムがすべてのリアトルクを外側の後輪に送ることによって、ドリフトを開始する。このモードをクローズドコースだけで使用させるために、インフォテインメントシステムは作動前に、確認画面を表示する。


《森脇稔》

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