免許がない中高生でもバイクに乗れる、ヤマハ「親子バイク教室」で新たな取り組み

ヤマハ発動機による中高生向け「親子バイク教室」(6月に開催された第1回の様子)
ヤマハ発動機による中高生向け「親子バイク教室」(6月に開催された第1回の様子)全 3 枚

ヤマハ発動機が安全運転啓発活動「YRA(ヤマハ・ライディング・アカデミー)」の一環として、二輪免許を持っていない中高生を対象とした「親子バイク教室」を開催する。親子バイク教室はこれまで小学生を対象としていたが、中高生向けは初めての取り組みで、バイクを通じて「交通社会の一員として安全意識をもってほしい」とそのねらいを説明している。

ヤマハが開催する中高生向け「親子バイク教室」

中高生向け「親子バイク教室」トライコースは、今年6月に第1回目を開催。10月2日(日)には道の駅富士川(山梨県)にて第2回目が開催される。

中高生を対象とした親子バイク教室は、「子どもがバイクに興味はあるけど、乗せてあげられる機会がない」「将来、二輪免許取得を検討しているけど、乗ることができるのか確認したい」「夢は親子でツーリング!」などの要望から生まれたという。ヤマハは、バイクとの触れ合いを通じて安全意識を高めてもらうこと、そして新たな分野にチャレンジすることの喜びを伝えたい、と説明する。

これまでの小学生向け親子バイク教室では、小型の『PW50』、『TT-R50』を使用していたが、中高生向けではより大きな『TT-R110』を使用する。プログラム内容は小学生向けと同じで、安全に楽しく乗れることを第一としている。過去に小学生向けプログラムに参加した経験がある中高生には、別途ステップアップコースも用意されるという。

前回の参加者には、バイクにもともと関心があった子どもたちだけでなく、保護者の「色々な体験をさせてあげたい」という思いから参加した子どもたちも。バイクに興味関心のなかった子どもたちでも、体験後には「とても楽しかった」「また乗ってみたい」という反響が寄せられたという。

YRA親子バイク教室の担当者は、「インストラクターのアドバイスで、上達していく過程を原体験することで、未知の乗り物を攻略する達成感を非常に感じてくれたと思います。バイクは正しく操作すれば、安全で楽しいものと理解してくれたのではないかと思います」とその手応えを語る。

10月2日(日)、道の駅富士川で開催の中高生向け「親子バイク教室」トライコースは、9月3日(土)~18日(日)までの期間申し込みを受け付ける。受講料は5000円で、定員は10組。親子ペアでの参加が条件だ。通常のYRAプログラムと同様、ヘルメットやグローブ、プロテクターなどの装具をはじめ車両のレンタルも受講料に含まれているので、手ぶらで参加することが可能だ。

ヤマハ発動機の公式サイト「親子バイク教室」のページから申し込む。

《宮崎壮人》

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