自動運転バスを「動く会議室」に、名古屋市で実証へ…実現性の高いルート

実証実験で使用する車両
実証実験で使用する車両全 4 枚

WILLER名鉄バス名古屋工業大学STATION Aiは、名古屋市の名駅南~栄南地区を東西に結ぶ三蔵通を中心とした都心部の公道で自動運転の実証実験を9月1~30日の期間で実施している。

実証実験は、地域の移動ニーズにこたえている名鉄バス、全国各地での実証実験の実績と海外で商用運行することによる自動運転の知見を持つWILLER、都市デザインの研究を行う名古屋工業大学と、スタートアップ支援拠点のSTATION Aiが連携。それぞれの強みを活かして共同で実施する。

実証実験では、自動運転とまちの共存を目指し、利用者の都心への立ち寄りの利便性が高く、都心では比較的交通量の少ない自動運転の早期実現性の高いルートを運行する。また、「動く会議室」をコンセプトに、特殊フィルムを貼り付けた車の窓ガラスにプレゼンテーションなどの映像を投影できるようにし、自動運転車の移動時間に付加価値を与える車室空間についても検証する。

自動運転による自由な移動を想定し、スマートフォンアプリを用いたオンデマンド運行(一部期間のみ)や、遠隔モニタリングを実施する。

実証実験を通じて自動運転の実用性向上を検証し、運転手不足や環境問題といった社会課題解決や、QOL向上を目指した将来的なサービスモデルを検討する。


ことりっぷ 名古屋
¥990
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  5. マセラティの最新スーパーカー『MCPURA』、北米デビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る