もはや高級ミニバン!? メルセデスの商用バン『ヴィート』初の大幅改良でどう変わる

メルセデスベンツ Vito(ヴィート)改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
メルセデスベンツ Vito(ヴィート)改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 14 枚

メルセデスベンツのLCV(商用バン)『Vito(ヴィート)』の改良新型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

ヴィートは、ミニバン『Vクラス』の商用モデルとして1996年にデビュー。同ブランドのLCVラインアップでは、『スプリンター』と『シタン』の間を埋めるモデルとなっている。第3世代となる現行型は2014年に登場、2020年に軽度のフェイスリフトが行われているが、大幅改良は今回が初となる。

メルセデスベンツ Vito(ヴィート)改良新型プロトタイプ(スクープ写真)メルセデスベンツ Vito(ヴィート)改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

捉えたプロトタイプは、約1か月前にキャッチしたEVミニバン『EQV』改良新型プロトタイプと同様のカモフラージュが見られ、両モデルに同様の視覚的アップグレードが施されることを示唆している。フロントエンドは前後バンパーを新設計、エアインテーク、グリル、ヘッドライトのグラフィックを刷新し、最新のメルセデスデザインに進化する。LEDテールライトのデザインもEQVと統一すると予想される。

足回りでは、ホイールのセンターキャップに小さなカモフラージュが施されているが、これはロゴを隠しているだけだろう。また、4輪すべてにディスクブレーキが搭載されている点に注目だ。サイドミラーがボディと同一色でないことからエントリーレベルのプロトタイプと思われる。

メルセデスベンツ Vito(ヴィート)改良新型プロトタイプ(スクープ写真)メルセデスベンツ Vito(ヴィート)改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

キャビン内では、より大きなタブレットスタイルのスクリーンと、新しいデジタルインストルメントクラスターを備えた新しいデジタルコックピットが期待されている。乗用車シリーズで使用されているものと同様のMBUXインフォテインメントの新しいバージョンを搭載し、高級感が一気に増す。

側面を見ると、エンジンルームから内部へとケーブルが伸びている。エンジンデータを計測していると思われることから、パワートレインの改良もおこなわれるようだ。

そのパワートレインに関しては、現在の1.7リットルと2.0リットルのディーゼルエンジンをアップデート、より厳しい排出ガス規制に適合させる可能性が高い。

一方で、EVの『eVito』は据え置きのようだ。90kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、電気モーターにより150kW(204 ps)を発揮する。

ヴィート改良新型のワールドプレミアは、2023年内となるだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る