愛車紹介はエンジンのブリッピングで…20世紀ミーティング2022秋季~クラシックカー&バイクの集い

20世紀ミーティング2022秋季~クラシックカー&バイクの集い
20世紀ミーティング2022秋季~クラシックカー&バイクの集い全 54 枚

新潟県三条市のミズベリング三条(水防学習館)と図書館等複合施設「まちやま」で9月11日、「20世紀ミーティング2022秋季~クラシックカー&バイクの集い」が開催され、懐かしい車とバイク合わせて80台余りが集まった。

ミズベリングに隣接した、昭和レトロ体験施設「KYOWAクラシックカー&ライフステーション」の主催。三条市は金属加工技術などのものづくりで知られている。その文化のひとつである古い車やバイクに集まってもらうことで、先人の知恵が詰まった技術や思いを継承していこうというイベント。

これまでは4輪のみの開催だったが、今回はバイクも対象に。参加資格は2000年(平成12年)頃までの初年度登録車両で、車検通過のノーマル車両(多少のカスタムは可)。メイン会場のミズベリング三条では、トヨタ『スポーツ800』(1965年)やダットサン『ブルーバード』(1963年)、ホンダ『シティカブリオレ』(1986年)などの国産車や、ロータス『ヨーロッパ』(1972年)、フィアット『500』(1972年)などの外車が並んだ。

市内から来たという3人連れの親子はそろって旧車ファン。小学2年生の男の子はダイハツ『ミゼット』(1971年)の運転席に座らせてもらい「初めて乗った」などと喜んでいた。

バイクもメグロ『ジュニア』(1961年)、ホンダ『CB500』(1972年)、ドゥカティ『450デスモ』などをずらりと展示。また「KYOWA--」で保管するホンダ『CBX400F』(本来ならスズキ『GT380』だったが不調で展示のみ)のチョイ乗り体験会などが行われ、体験者の1人は「35年前の教習車と同じで感動。こんなに速いとは思わなかった」と興奮気味に話した。

4輪、2輪ともに行われた愛車紹介も好評だった。オーナーが乗り込んでエンジンをかけ、2、3回ブリッピングをするという好企画だ。周辺に住宅がない場所ならではで、ギャラリーたちは小排気量から排気量までの様々なエンジンサウンドを堪能していた。

また、この日はサブ会場の「まちやま」までシャトルバスを運行。”まちなかの車庫”と題して、「KYOWA--」所有のくろがね『ベビー』(1960年)やスバル『360』(1968年)など5台を展示。アメリカの電気自動車テスラ『モデルS』の分解展示や、ドローンの体験会とワークショップなども行われた。

この日は快晴となり、残暑が厳しかったが、キッチンカーやフリーマーケットの出店、シャボン玉パフォーマンスや極真空手の演武披露など盛りだくさんの内容で、多くの人出でにぎわった。埼玉県からトヨタ『クラウン』(1996年、純正MT仕様の珍しいセダン)で参加したオーナーは「幹線沿いだけど展示エリアはクローズドで族車みたいな変な車がやって来ないし、地面はアスファルトで車に優しく、キッチンカーが多く色々なものが食べられて良かった」と秋の旧車イベントを満喫していた。

《嶽宮 三郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る