音にこだわるならボックスタイプ!?…サブウーファー[カーオーディオユニット AtoZ]

「ボックスタイプのパワードサブウーファー」の一例(ケンウッド・KSC-SW40)。
「ボックスタイプのパワードサブウーファー」の一例(ケンウッド・KSC-SW40)。全 3 枚

カーオーディオシステムのグレードアップを考えているドライバー諸氏に、それを実現するにあたっての「製品情報」をさまざま発信している当コーナー。今回は、“ボックスタイプ”の「パワードサブウーファー」について説明していく。

【画像全3枚】

さて前回は「小型・薄型のパワードサブウーファー」の選び方にを解説したが、今回はそれに引き続き「ボックスタイプのパワードサブウーファー」について説明していく。

まずは、「パワードサブウーファー」とは何かを簡単におさらいしておこう。「低音強化」を実行しようとする際には「サブウーファー」をシステムに組み込むこととなるのだが、低音を鳴らすには「サブウーファーユニット」、「サブウーファーボックス」、「外部パワーアンプ」、この3アイテムが必要となる。で、「パワードサブウーファー」はそれらが一体化しているので、手軽に「低音強化」を行える。これを購入してあとは配線作業を行えば、音を出せる。そして「小型・薄型」モデルならさらに導入のハードルを下げられる。シート下に取り付けられるので、インストールスペースを取らないですむ。

対して「ボックスタイプのパワードサブウーファー」は、ボックスが大型化するのでシート下へは設置できず主にはトランクルームに設置することとなる。ゆえに、荷物の積載性が落ちる。

しかし、このような不利点を抱えながらもこれが存在しているのはなぜなのかというと…。答えはズバリ、「より迫力ある重低音を鳴らせるから」だ。

スピーカーは振動板を前後に動かすことで空気を震わせて音を伝える。で、「ボックスタイプのパワードサブウーファー」では厚みのある「サブウーファーユニット」を使用できるので、振動板のストローク量が増える。結果、空気を震わせられる量が増えるので、より重くパンチの効いた低音を再生できるようになるのだ。

ところで最近は、振動板を下向きにして設置できるモデルがいくつか登場している。で、このような設置方法のことは「ダウンファイヤリング」と呼ばれているのだが、これを実行すると本体の上に荷物を載せられるので積載性が大きく削られないで済む。さらには低音を一旦フロアにぶつけられるので、それによる低音増強効果も得られる。もしも低音の迫力と積載性の両立を求めるのであれば、このようなタイプにも目を向けよう。

今回は以上だ。次回以降も「サブウーファー」選びに役立つ情報を紹介していく。お楽しみに。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《太田祥三》

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