JR北海道のH100形気動車に観光仕様車…線区の特色を表すラッピングも 10月末から運行

函館本線(山線)のH100形(一般型)。同線はH100形が最初に投入された。
函館本線(山線)のH100形(一般型)。同線はH100形が最初に投入された。全 7 枚

JR北海道は9月14日、H100形一般型気動車の観光仕様車を10月末から順次運行すると発表した。

このH100形は、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)と北海道による助成・補助制度を活用して製造されるもので、第3セクターの北海道高速鉄道開発が保有し、JR北海道へ無償貸与される。

2023年度にかけて8両が導入される予定で、各車には線区の特色をアピールするラッピングが施される。

このうち、2022年度は釧網本線、根室本線(花咲線)、石北本線、富良野線のラッピング車が、2023年度は室蘭本線、日高本線、根室本線、宗谷本線のラッピング車が登場。最初は釧網本線と花咲線のラッピング車が、根室本線・新得~釧路間、宗谷本線・旭川~名寄間、石北本線・新旭川(旭川)~上川間の定期列車で運用される予定で、観光列車にも運用する計画。

H100-82に施される釧網本線のラッピング。釧路湿原やタンチョウ、摩周湖、流氷をイメージ。H100-82に施される釧網本線のラッピング。釧路湿原やタンチョウ、摩周湖、流氷をイメージ。
H100-83に施される花咲線のラッピング。ハマナスの花びらと雪の結晶をイメージ。H100-83に施される花咲線のラッピング。ハマナスの花びらと雪の結晶をイメージ。H100-80に施される石北本線のラッピング。植物や動物をモチーフに上川やオホーツク地域の四季の移り変わりをイメージ。H100-80に施される石北本線のラッピング。植物や動物をモチーフに上川やオホーツク地域の四季の移り変わりをイメージ。H100-81に施される富良野線のラッピング。沿線のラベンダー畑や青い池をイメージ。H100-81に施される富良野線のラッピング。沿線のラベンダー畑や青い池をイメージ。

内装は観光仕様となることから一般のH100形とは異なり、座席の生地を変更。ボックスシートには脱着式のセンターテーブルが設けられる。

北海道の自然を感じ取れる雰囲気にした観光仕様のH100形の車内。座席の生地を北海道の自然や風景をモチーフとし、センターテーブルには北海道産のタモ材を使用。吊り手も木製となる。北海道の自然を感じ取れる雰囲気にした観光仕様のH100形の車内。座席の生地を北海道の自然や風景をモチーフとし、センターテーブルには北海道産のタモ材を使用。吊り手も木製となる。タンチョウやヒグマ、エゾリス、エゾマツなどのイメージを散りばめた座席の生地。タンチョウやヒグマ、エゾリス、エゾマツなどのイメージを散りばめた座席の生地。

《佐藤正樹》

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