【スバル クロストレック 新型】FUNCTIONALとはなにか---大学医学部と連携も

SUBARU『CROSSTREK(クロストレック)』
SUBARU『CROSSTREK(クロストレック)』全 11 枚

SUBARU(スバル)は9月15日、新型『CROSSTREK(クロストレック)』を世界初公開した。開発責任者の毛塚紹一郎氏は「確かな機能が生む人生の愉しさという意味合いで、ファンクショナルという言葉も開発陣の意識を統一するために用いることもあった。」と語る。

【画像全11枚】

◆機能の“深化”を表わすキーワードとして使われたFUNCTIONALとはなにか?

この機能面での刷新された技術としてまず、アイサイトがあげられる。ステレオカメラの認識範囲を大幅に広角化し、新装備の広角単眼カメラにより車両近辺の二輪車や歩行者の識別精度も向上している。さらに前側方レーダーを設定し、交差点内において、クルマはもちろん、自転車や歩行者との事故リスクの低減にもつながる。交差点の左折時に進行方向を照らして、視認性を高めるコーナーランプや、駐車の際、周囲の状況がわかるマルチビューモニターの搭載なども運転サポートには重要な機能となる。

また動的質感の深化として、大学医学部と連携して進めていた人体構造にもとづいた走りへのアプローチをSUBARUとして初めて開発・導入。仙骨を押さえる構造で骨盤を支えるシートの開発。ルーフパネルとブレースの間に、振動吸収性が高く、制振性に優れた高減衰マスチック(弾性接着剤)を採用し、音の収束性を高めることで快適性を向上させるなど、FUNCTIONALな部分がしっかりと深化しているのが特徴だ。

ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラを新採用し3眼カメラとなった。ステレオカメラよりも広角で、二輪車/歩行者を認識できる単眼カメラを新採用し3眼カメラとなった。
新開発のシートは大学医学部と共同開発している。新開発のシートは大学医学部と共同開発している。リヤゲート下部のトリムやサイドシルプレートに、山をモチーフとしたテクスチャーを採用。デザイン性だけでなく、滑り止めやキズの防止という実用性も兼ね備えている。リヤゲート下部のトリムやサイドシルプレートに、山をモチーフとしたテクスチャーを採用。デザイン性だけでなく、滑り止めやキズの防止という実用性も兼ね備えている。

《関口敬文》

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