「ポータブル電源」ってモバイルバッテリーとどう違う? 非常時に備えた保管法も【カーライフ 社会・経済学】

「ポータブル電源」の一例。『Anker 757 Portable Power Station (PowerHouse 1229Wh)』。
「ポータブル電源」の一例。『Anker 757 Portable Power Station (PowerHouse 1229Wh)』。全 1 枚

カーライフに関係した「社会・経済」情報を多角的に発信している当コーナー。今回は、キャンプや車中泊、そして非常時に活躍する「ポータブル電源」に関する豆知識を紹介する。「ポータブル電源」を手にしたいと思っているドライバー諸氏は、当記事を要チェック。

最初に、「ポータブル電源」とは何かを説明しておきたい。ひと言でいうなら以下のとおりだ。「持ち運びのできる大容量のバッテリー」だ。

なお「モバイルバッテリー」も「持ち運べるバッテリー」だが、これと「ポータブル電源」とは以下のような違いがある。まず「モバイルバッテリー」は、充電する対象が主にモバイル端末だ。なので給電のための端子はUSB出力のみの場合が多い。そして持ち運びもしやすい。カバン等に入れてもそれほどかさばらない。

対して「ポータブル電源」は、給電の対象が幅広い。なので給電用の端子も多彩だ。USB出力に加えてAC出力、シガーソケット等も装備する。ところで「持ち運びができる」と書いたが、外出中に常に持ち歩けるほど軽く小さくはない場合が多い。

容量(電力量)も大きく異なる。「モバイルバッテリー」は100Wh未満である場合が多いが、「ポータブル電源」は1000Whを超えるものもさまざまある。

で、「ポータブル電源」を選ぶ際には、この容量を気にすると選びやすくなる。ちなみに容量は「Wh(ワットアワー)」で表されるのだが、これは単純に消費電力(W)に時間(h)をかけたものだと理解しよう。なので、車中泊やキャンプにて使いたい電化製品の消費電力を調べ、それをどのくらいの時間使いたいかをシミュレーションすれば、買うべきモデルが見えてくる。

ただし、容量が大きくなるほど価格も上がるので、予算と天秤にかけながら検討しよう。

さて、「ポータブル電源」を手にしたら災害時にも頼りにしたい。そう考えたときの保管法を紹介しておこう。「ポータブル電源」は使わなくても徐々に放電するのだが、充電はどのくらいの頻度で行えば良いのかというと…。

それほど頻繁には行わなくても大丈夫だ。ちなみに、放電のペースはメーカーのサイトにて確認すると半年で約20%と説明されている。なので残量を60~80%くらいにしてから保管し半年後にまたそのくらいまでに充電すれば、計算上常に残量が40%以上の状態をキープできる(製品によっても異なるので、取説にて要確認)。

とはいえ、1か月に1度くらいは使いその度に60~80%に充電しておくとさらに良い。点検という観点でも、定期的に使った方が安心だ。

今回は以上だ。次回以降も気になる「社会・経済」ネタを横断的に紹介していく。お楽しみに。


《太田祥三》

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