愛車に“錆び”は大敵! クルマ長持ちメンテナンス術

愛車に“錆び”は大敵! クルマ長持ちメンテナンス術
愛車に“錆び”は大敵! クルマ長持ちメンテナンス術全 4 枚

雪国では特にクルマのサビが寿命に大きく影響する。ボディや足まわりがサビで腐食して、乗り続けられなくなったり、大きなメンテナンスが必要になり、コスト的に手放すことになることもある。では、どうすればサビを防げるのか!?

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◆凍結防止に使われる塩化カルシウムの害は非常に強い

東北や北海道を中心に降雪地帯ではクルマのサビが大きな問題になる。エンジンが壊れたりしなくても、ボディがサビてきて、それによってサスペンションまわりに不具合が起きることもある。修理にはサブフレームの交換くらいはまだ良い方で、サブフレームが取り付けられているボディ側のマウントが腐り落ちてしまい、そこの再生が必要で多大なコストが掛かることも多い。

サビがきっかけで乗り続けられなくなることもあるのだ。そのため北海道では、本州の降雪しない地域のクルマを買ってくることを売りにしている中古車店も少なくないほど。それほど降雪地帯はクルマに厳しい。降雪地帯では路面が凍らないように塩化カルシウムが撒かれる。その成分は塩に近いもので、水に溶けると凝固点が低くなる。つまり凍りにくくなるので、路面の凍結防止に撒かれているのだ。

それが走行によって捲き上げられてボディに付着。どんどんボディを腐食させていくのだ。ほぼ塩なので、海水などによる塩害と同じで、鉄を強烈にサビさせる効果が高い。塗装をしていても、その塗装をボロボロにして下の鉄板をサビさせていってしまうのだ。

◆塩化カルシウム対策はまずよく洗うこと

もちろん、融雪剤が撒かれた路面を走らないのが一番だが、走ってしまったら水洗いしてよく落とすしかない。降雪地帯では毎日のことになってしまうので限界があるが、できるだけ下回りに水をかけて流すこと。

洗車機での洗車なら、下回り洗浄オプションをつけて、下からのシャワーで洗うのも有効。個人で洗うならしっかり下回りに水をかけておくしかないのだ。サスペンションにも塩害は強烈に来る。とくに車高調は融雪剤によってダメージを受けて、車高調の調整機構が回らなくなることが多い。防ぐためにはやはりよく洗うしかない。

洗車時にはタイヤとフェンダーの隙間からよく水をかけるだけでも、何年か経たときの固着具合は全然異なるとはサスペンションメーカーからの話。洗車時には毎回フェンダー内側にも水をかけておくようにしたほうがいいのだ。

◆下回り処理というカスタムもある!

速くなったりするわけではないが、その使い方に合わせてマイカーをカスタマイズするのも立派なカスタム。降雪地帯にお住まいだったり、今年はウインタースポーツに行くというなら、フロアに防錆剤を塗る処理がオススメ。

特殊な専用防錆剤を吹き付け塗装のように施工する。それによって金属をサビから守ってくれる。また、ボディの隙間に注入するインナーワックスの施工も効果的。ボディには袋状になっている部分があり、それらの水抜き穴やサービスホールなどからワックスを注入することで、内側からサビるのを防ぐことができる。

車高調であれば、組み付けるときにグリスを塗るのも対策になる。通常はグリスを塗るとホコリを集める原因になるので、なにも塗らないで組み付けるのが正解。しかし、ネジの隙間に融雪剤が浸透して固着してしまうならば、グリスを塗っておいて防いだほうが得策。潤滑目的ではないのでグリスは金属系ではなく、シリコン系などを使うことが多い。また、サスペンションメーカーから専用の防錆スプレーが発売されていることもある。そういった対策をサスペンションの施すのも立派なチューニングなのだ。

◆長期保管時には風通しよく、湿度がこもらないように

旧車などを長期間保管するとか、降雪地域で冬場は乗らないので保管する人もいるだろう。そういった場合に少しでもサビを防ぐことを考えたい。古い車はすべからく錆びやすい。それは時間を経ていることもあるし、そもそも40年近く前だと使われた鉄板がまだ防錆鋼板ではなく、そもそもの鉄板がサビやすいという話もある。

できるだけ湿度の少ない場所に保管したい。なので、最悪は土や砂利の駐車場。地面から水分が放出されて非常に錆びやすい。アスファルトやコンクリートの駐車場の方が良いし、もちろん屋根付き、シャッター付きガレージが望ましい。そこで頻繁に空気を入れ替えたほうが良い。それはサビ防止もあるし、室内にカビの発生を防ぐなどの目的もあるので、ときどき風を通して室内も換気したほうがよいのだ。

《加茂新》

加茂新

加茂新|チューニングカーライター チューニング雑誌を編集長含め丸15年製作して独立。その間、乗り継いたチューニングカーは、AE86(現在所有)/180SX/S15/SCP10/86前期/86後期/GR86(現在所有)/ZC33S(現在所有)。自分のカラダやフィーリング、使う用途に合わせてチューニングすることで、もっと乗りやすく楽しくなるカーライフの世界を紹介。

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