キャンプ・車中泊・災害時に役立つポータブル電源…横浜キャンピングカーショー2022

ポータブル電源各種:横浜キャンピングカーショー2022
ポータブル電源各種:横浜キャンピングカーショー2022全 9 枚

キャンプやアウトドアレジャーで重宝するのがポータブル電源。サブバッテリーを搭載してエアコンや冷蔵庫を設置したキャンピングカーも多い。「横浜キャンピングカーショー2022」でポータブル電源を展示していたのは「セイキ」だ。

ポータブル電源各種:横浜キャンピングカーショー2022ポータブル電源各種:横浜キャンピングカーショー2022

ホワイトボディのバッテリー(amber rock)は、取っ手がついており文字通りのポータブル電源。LFP(リン酸鉄)なので安全性も高い。重量6.5kg。容量473Whで出力は300W(AC100V 3A)。もう少し容量が欲しければ増設パック(473Wh)もある。USB端子がType C、Type Aで3口ついており、本体上面にはQiのワイヤレス充電器が内蔵されている。側面にはLEDライトもついており、車中泊で活躍しそうだ。自然放電も最小限に抑え、満充電で1年間放置しても約4%ほどしか消耗しないという。LFPなので低温時に外で利用する場合は注意が必要だ。

車載用では、鉛バッテリーから換装できるタイプのリチウムイオンバッテリーもある。12.8V 100Ah相当の出力容量がある。これもLFP採用だが、重さは約15kg。同容量の鉛バッテリーの半分程度で軽量化にもなる。リチウムイオンバッテリーの良さは、放電特性がよいことだ。消耗とともに電圧がだんだんと下がる鉛バッテリーに比較して、なくなる直前まで電圧降下が少ない(長時間安定した出力が得られる)。

12V鉛バッテリーの代わり載せることもできる12V鉛バッテリーの代わり載せることもできる

車載する場合は既設のオルターネーターにつなぐことができる。充電はアダプターを使えば、AC、DC、ソーラーパネルにも対応する。容量が比較的大きいのでインバーターをつなげば、車内にAC100Vを引き込むこともできる。

「EcoFlow デルタPro」の小型廉価版である「EcoFlowデルタ2」が展示されていた。容量は1kWh 。出力は1500W。価格は約14万円と「Pro」の半分以下だ。

ポータブル電源各種:横浜キャンピングカーショー2022ポータブル電源各種:横浜キャンピングカーショー2022

セイキは、もともとB向けにポータブル電源を扱っている会社。企業や自治体などのイベント用、防災用のバッテリーを販売していたが、近年の需要や動向をふまえキャンピングカーショーに出展したそうだ

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る