カスタマイズしながら9000回転まわす! 足としても使うホンダ S2000 ~A-MESSE~

カスタマイズしながら9000回転まわす! 足としても使うホンダ S2000 ~A-MESSE~
カスタマイズしながら9000回転まわす! 足としても使うホンダ S2000 ~A-MESSE~全 16 枚

9月4日、晴天の富士スピードウェイで開催されたモディファイされたクルマのイベント『A-MESSE』。初開催のイベントにも関わらず全国各地から500台ものクルマが集結、レベルの高いカスタムを見せつけていた。

その中には“魅せる”ことだけでなく“走り”にこだわるオーナーもたくさんいた。「レイズホイールの熱烈なファン」を自称するホンダ『S2000』のオーナー渡邉さんも、そんなスタイルと走りの双方を高いレベルで追求するオーナーのひとりである。

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S2000は、オープンモデルなのに本気でスポーツ走行ができる唯一無二の存在である。渡邉さんはホンダのスポーツカーが大好きで、普段使いからサーキットまで視野に入れてS2000を選択した。「通勤や旅行にも使うし、長く乗ることを考えて後期型にした」と話す。実はAP1(前期型)も気になったそう。「9000回転まで、どこまでも回せるのは魅力」だったのだ。けれど、AP2はサス関係も進化していて、さらに普段使いや長く乗ることを加味すると、後期型がベターな選択だった、というわけだ。「完成度が高いです。S2000はピーキーと言われるけど、思ったよりコントロールしやすい。AP2を買って良かったなぁ」と渡邉さん。

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モディファイに関しては、この日一緒にイベントに参加していたTeppeiさんの影響を受けている模様。「彼の影響でスタンス、シャコタンに目覚めた」そうで、今では「海外の人たちの仕上げ方が自分の好み。シャコタンで、“走れそうなパーツ”をチョイスしたり、色で選ぶ。そうしながら何でもできる、快適に乗れるクルマ作りを目指した」と語るまでに。スリットの入ったボンネットが印象的だが、「コレも海外のオーナーがやっている手法」なのだとか。他にも、海外オーナーに大人気の無限パーツを積極的に導入するなど、方向性にブレはない。

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ホイールもユニークだった。銘柄はボルクレーシングTE37SL(レイズファンらしいチョイス!)と同じなのだが、左右で色が違っていたのだ。渡邉さんには“白い37”のイメージがあったため助手席側は白に、運転席側はGTマシンからの連想で“タカタグリーン”に塗装したのだ。ボディカラーもイエローとくれば、当時のNSXを想起する人もいるのでは!? そのようにリペイントしたTE37SLを、純正ボディ幅のままインストール。「コンケイブしているTE37SLを入れるのは大変。ナローのままにこだわりましたらね。普段使うとなるとワイドボディは……」ココもオーナーのコダワリだ。スポーク間からブレーキが見えるためフロントには初期型ポルシェ・ボクスターのキャリパー&RX-8用ローターを奢るなど大径化。“魅せる”ための工夫も厭わない。

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ホンダスポーツが好きで手に入れたS2000。今では、この日のような“置き”のイベントでも見栄えし、通勤もこなし、サーキットランも問題ない仕様に仕上がっている。さらにハードトップを取り去れば、旅行先で景色を存分に楽しめるオープンカーなのである! 「購入時は、オープンにするのは好きではなかった。でも一度開けて走ってみたら気持ち良かった。今もたまにオープンで走りますよ」と話していた。S2000に対して満足度高めの渡邉さん。買って5年目、走行6万kmで納車され、今では17万kmに達している事実が、“満足”の証明と言えよう。

《小松ひろ》

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