【MotoGP 日本GP】ドゥカティのミラーが今季初優勝! 他を寄せ付けない独走で

2022 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 第16戦 MOTUL日本グランプリ
2022 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 第16戦 MOTUL日本グランプリ全 38 枚

9月25日にツインリンクもてぎで決勝レースが開催された、「2022 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 第16戦 MOTUL日本グランプリ」。MotoGPクラスでジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)が同コース初となる、今シーズン初優勝を収めた。

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ホールショットを獲得したのは、2位でフィニッシュしたブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)。ただし、3週目にミラーがトップに立ってからはジリジリと後続を離して独走体制の展開に。最終的にはビンダーに5秒以上の差をつけて、圧倒的な走りを見せつけた。

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ウェットコンディションでの予選でポールポジションを獲得したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は、4位でフィニッシュ。前戦のアラゴンGPで手術後に復帰したばかりで、本人のコメントからも「5位以内で戦うのはまだ厳しいだろう。」という中、見事な走りでホンダ勢最上位フィニッシュを果たした。

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3位に食い込んだのはホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)。ミラーががトップに立ってから2位を維持していたものの、終盤の接戦でビンダーがオーバーテイク。そのまま順位が入れ替わることなく、3位のままレースを終えた。

一方、シーズンのチャンピオンシップ争いはスタート前から波乱の展開に。チャンピオンシップで3位につけているアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)が、ウォームアップラップ中にがマシンの異変を感じて緊急ピットイン。スペアマシンに乗り換えた影響でピットスタートが決定する。6番手からのスタート予定が後ろから追いかける状況となり、ノーポイントでの16位フィニッシュとなってしまった。

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加えて、現状1位をキープしているファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)はセッティングが合わず精彩を欠く走りで、最終的には8位でフィニッシュ。一方でクアルタラロを追いかけるフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は、12位のスタートから少しずつ順位を上げていく。そして最終ラップでクアルタラロのオーバーテイクを狙った際、3コーナーで転倒してしまいノーポイントでのリタイアとなった。

なお、日本勢では中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が20位で完走。前戦アラゴンGPで右手小指と薬指を負傷し、本調子からは程遠い状態ながら見事に母国GPを走りきった。一方ワイルドカードで参戦した長島哲太(チームHRC)、津田拓也(チーム・スズキ・エクスター)の2名は、長島はレース序盤で転倒し、津田もレース中盤でマシンから火がでてしまいストップ。揃ってリタイアとなった。

■2022 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 第16戦 MOTUL日本グランプリ 最終順位
1.#43 ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)
2.#33 ブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
3.#89 ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)
4.#93マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)
5.#88 ミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)
6.#10 ルカ・マリーニ(ムーニーVR46レーシング・チーム)
7.#12 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)
8.#20 ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)
9.#23 エネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)
10.#72 マルコ・べゼッチ(ムーニーVR46レーシング・チーム)

《後藤竜甫》

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