ハイエンドブランド「ビーウィズ」の新ライン、『Reference AM』の魅力[カーオーディオ名機の系譜]

ビーウィズ・Reference AM シリーズ
ビーウィズ・Reference AM シリーズ全 4 枚

カーオーディオ市場にて強い存在感を発揮する“名機”を毎回1つずつピックアップし、それぞれの魅力を明らかにしている当連載。今回は、国産ハイエンドブランド「ビーウィズ」の新スタンダードスピーカー、『Reference AM シリーズ』をフィーチャーする。

◆ワールドスタンダード」な口径体系を採用!

「ビーウィズ」は、2002年6月に世界初のオール偏芯コーン方式による高級2ウェイスピーカーシステム『Confidence(コンフィデンス)』を発売し、その社史をスタートさせている。以来、革新的なカーオーディオアイテムを次々にリリースし常に愛好家を驚かせ、そして着実にファン層を拡大させてきた。

なお『Confidence シリーズ』は長きにわたり同社の看板アイテムであり続けているわけだが、同社のスピーカーシステムは同シリーズに代表されるように、伝統的に以下のような口径体系を敷いてきた。5cmワイドレンジツイーター、13cmミッドウーファー、18cmサブウーファー、この3タイプのスピーカーユニットにて3ウェイを構成するのがいわば「ビーウィズ」スタイルだったわけだ。

しかし2017年より販売開始されたこの『Reference AM シリーズ』は、その口径体系を踏襲せずに新たな口径体系を編成している。その心は、「最新のスポーツカーやプレミアムカーへの装着性を意識したから」だ。というのも、欧州車では7~9cmクラスのミッドウーファーが採用されるケースが多く、『Reference AM シリーズ』ではそれにも対応するユニットも用意されている。つまり同シリーズは、「ワールドスタンダードなスピーカー」という色彩が濃いのだ。

ビーウィズ・Reference AM Duo88Sビーウィズ・Reference AM Duo88S

◆スピーカーシステムは計6機種をラインナップ!

では、『Reference AM シリーズ』のラインナップを紹介していこう。スピーカーシステムは、以下の計6機種がある。

・16.5cmセパレート3ウェイシステム『Reference AM Trio S』(税込価格:17万3800円)
・16.5cmセパレート3ウェイシステム『Reference AM Trio』(税込価格:16万2800円)
・16.5cmセパレート2ウェイシステム『Reference AM Duo165S』(税込価格:11万8800円)
・16.5cmセパレート2ウェイシステム『Reference AM Duo165』(税抜価格:10万8900円)
・8.8cmセパレート2ウェイシステム『Reference AM Duo88S』(税込価格:9万6800円)
・8.8cmセパレート2ウェイシステム『Reference AM Duo88』(税抜価格:9万2400円)

以上6つのスピーカーシステムが用意されている。内訳を整理すると、3ウェイシステムが2つあり、2ウェイシステムは8.8cmのセットと16.5cmのセットとがそれぞれ2つずつ存在する。

なお、ツイーターは6つのセットすべてで共通だ。対して3ウェイ、8.8cm2ウェイ、16.5cm2ウェイのそれぞれで、ミッドレンジ&ウーファー違い、ミッドレンジ違い、ウーファー違いの2セットずつが存在している。

ビーウィズ・Reference AM Duo165Sビーウィズ・Reference AM Duo165S

◆新スピーカーユニットが追加され、ラインナップが一層拡充!

ちなみに『Reference AM シリーズ』は、システムスピーカーに加えて各スピーカーユニットが単品(ペア)でも販売されている。ラインナップは計7アイテムにて構成されている(ツイーター×1種、ミッドレンジ×2種、ウーファー×4種)。

で、ミッドレンジとウーファーにはそれぞれ品番に「S」の付くモデルがあるのだが、これらは新世代磁気回路「S-ネオジムモーター」が搭載された通常モデルに対しての進化版だ。これらは同シリーズが誕生した以後に追加開発され、それらを用いたスピーカーシステムも新登場しラインナップが拡充された。

なおウーファーについては、スピーカーシステムには組み込まれていない2モデルも名を連ねている。『L-165RX』と『L-165RW』がそれで、前者は取付奥行寸法が40mmという超薄型モデル、後者は3~10Lの小容量密閉箱専用の小型高性能サブウーファーだ。

さて、『Reference AM シリーズ』は価格的にはミドルグレードスピーカーと言って良いが、初めてのスピーカーとしても使われている。なぜなら、インストール性が高いのでその意味では導入のハードルが比較的に低いからだ。なので、ビギナーにも向いている。

それでいて、性能的には「ハイエンドの入門機」的な製品だ。それもそのはずで同シリーズの各機には、「ビーウィズ」がこれまでハイエンドスピーカーを開発するにあたり積み上げてきたノウハウが、そこかしこに注入されている。結果、完成度が至って高い。

確かな性能を発揮するミドルグレードスピーカーに興味があれば、『Reference AM シリーズ』に要注目。

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る