音の良さとスペース効率を考える…ホンダ アコードワゴン[インストール・レビュー]

音の良さとスペース効率を考える…ホンダ アコードワゴン[インストール・レビュー]
音の良さとスペース効率を考える…ホンダ アコードワゴン[インストール・レビュー]全 11 枚

パワーアンプやDSPをシステムに取り入れながらコンパクトな取り付けを実践した上村さんのアコードワゴン。北海道のAUDIO.VISUAL.SECURITY FISTがアイデアを駆使して助手席下や後席の足元スペースを使ったインストールを施した。

CSTドライバーを持つユニットを選択
取り付け面でもインパクトあるデザインとした

カロッツェリアのTS-Z900PRSのツイーター&ミッドレンジを同時肉セットしたCSTドライバーをAピラーにビルトイン取り付けする。カロッツェリアのTS-Z900PRSのツイーター&ミッドレンジを同時肉セットしたCSTドライバーをAピラーにビルトイン取り付けする。
大型のユニットだがピラーを巧みに加工することで違和感の無いデザインに仕上げている。その存在感はオーナーもお気に入り。大型のユニットだがピラーを巧みに加工することで違和感の無いデザインに仕上げている。その存在感はオーナーもお気に入り。ドアの純正位置にはTS-Z900PRSのミッドバスをインナーバッフルで取り付ける。シンプルな取り付けもこのクルマの特徴。ドアの純正位置にはTS-Z900PRSのミッドバスをインナーバッフルで取り付ける。シンプルな取り付けもこのクルマの特徴。

ノーベルブライトの曲をこよなく愛するオーナーの上村さん。大好きな曲の数々をクルマのコクピットで快適に楽しむため、愛車のアコードワゴンに高音質なオーディオシステムをインストールした。

サウンドのキーワードになったのはスピーカーにセレクトしたカロッツェリアのTS-Z900PRS。トゥイーターとミッドレンジを同軸で組んだ特徴的なCSTドライバーを備える3ウェイシステム。そんなスピーカーに惚れ込んで愛車への取り付けを選択。

取り付け面でお気に入りとなったのはやや大型のユニットであるTS-Z900PRSのCSTドライバーをAピラーにビルトイン取り付けしたデザイン。「音はもちろん見た目にもグッドな取付け」となったとオーナーもお気に入りのポイント。オーディオカーらしいデザインでコクピットでの存在感も満点。お気に入りのサウンドを手に入れることに成功している。

助手席下&後席の足元スペースを活用し
パワーアンプ、DSPをコンパクトに取り付け

リアシートの足元スペースにカバーを施した状態。助手席シート下にカロッツェリアのパワードサブウーファーがのぞいている。リアシートの足元スペースにカバーを施した状態。助手席シート下にカロッツェリアのパワードサブウーファーがのぞいている。足元スペースのカバーを外すとこの通り、パワーアンプ×2台、DSPがインストールされている。スペース効率は抜群だ。足元スペースのカバーを外すとこの通り、パワーアンプ×2台、DSPがインストールされている。スペース効率は抜群だ。プロセッサーにはヘリックスのDSP.3Sをチョイス。純正オーディオとiPhoneの音源セレクターの役目も果たしている。プロセッサーにはヘリックスのDSP.3Sをチョイス。純正オーディオとiPhoneの音源セレクターの役目も果たしている。パワーアンプにはカロッツェリアの2チャンネルアンプ×2台を用いる。小型モデルなので省スペースに収まっている。パワーアンプにはカロッツェリアの2チャンネルアンプ×2台を用いる。小型モデルなので省スペースに収まっている。

このクルマのもうひとつの見どころはスペース効率の良い取り付けだ。パワーアンプ×2台、DSP、DAC、パワードサブウーファーをシステムに組み込んでいるが、そのほとんどを助手席のシート下&リアリートのフロア下に収めているのが見どころ。ラゲッジをオーディオユニットでいっぱいにしてしまうこと無く、純正と同様の使い勝手の良さをキープしているのが狙いだ。

助手席下~後席フロア下を見ると多数のユニットがインストールされているのが見える。助手席シート下には半分隠れた状態でインストールされているのはカロッツェリアのパワードサブウーファーであるTS-WX130DA。シートレールの間に収まるサイズでシート下スペ-スにムダ無くレイアウトされている。

さらに後席の足元スペースに設置されている保護パネルを開けると中にはカロッツェリアのパワーアンプ・PRS-D700が2台、さらにヘリックスのプロセッサーであるDSP.3Sがインストールされている。

これほど数多くのユニットを限られたスペースをうまく利用して取り付けているスタイルはコンパクトな取り付けを目指している多くのユーザーも参考になるのでは無いだろうか。

ダイレクターのセンタークラスターへの
ビルトイン取り付けもオーナーのお気に入り点

コクピットはAピラーのCSTドライバーの存在感が際立つ。音の良さとデザイン性を両立させたのがオーナー注目のポイント。コクピットはAピラーのCSTドライバーの存在感が際立つ。音の良さとデザイン性を両立させたのがオーナー注目のポイント。ヘリックスのダイレクターをセンターコンソールのシフトレバー前のスペースにビルトイン取り付け。視認性も良好な取り付けだ。ヘリックスのダイレクターをセンターコンソールのシフトレバー前のスペースにビルトイン取り付け。視認性も良好な取り付けだ。コンソールの中にはオーディオテクニカのDACであるAT-HRD1を取り付ける。USB→光デジタル、アナログの変換が可能だ。コンソールの中にはオーディオテクニカのDACであるAT-HRD1を取り付ける。USB→光デジタル、アナログの変換が可能だ。

このクルマのシステムは純正&スマホの2つの音源を利用できるのもオーナーのリクエスト。そのため純正オーディオからの出力をヘリックスのプロセッサーであるDSP.3に入力する系統と、iPhoneをオーディオテクニカのDACであるAT-HRD1を経由してUSB入力→オプティカル出力してプロセッサーに接続するというシステムを構築している。純正オーディオとiPhonの両方の音源を切り替えて使えるシステムとして、使い勝手をアップさせているのもオーナーの望みだった。

コクピットのインストールでオーナーがお気に入りなのがシフトレバー前にビルトインしたダイレクターだ。周辺パネルをワンオフして美しく取り付けられて後付け感は一切無し。視認性の高さに加えて操作性も良いスペースなので使い勝手も良好だ。コクピット回りにカスタム処理したポイントがひとつ加わると、他にはないカスタムメイド感が強くなる。

車内スペースを犠牲にすること無く高音質化を実践した上村さんのアコードワゴン。工夫を凝らしてパワーアンプやDSPをコンパクトに収めることで妥協の無いシステムデザインを完成させた。普段使いと高音質を両立させるお手本的なインストールとなった。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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