ホンダがレッドブル・グループとの協力関係をさらに強化…日本GPからF1マシンに「HONDA」のロゴが復活

F1日本GPからレッドブル(上)とアルファタウリのマシンに「HONDA」のロゴが復活する(画像は今回の発表に添えられたイメージ)。
F1日本GPからレッドブル(上)とアルファタウリのマシンに「HONDA」のロゴが復活する(画像は今回の発表に添えられたイメージ)。全 5 枚

10月5日、ホンダレッドブル・グループとのモータースポーツにおける協力関係を「より強化していく」との発表を行なった。10月7~9日のF1日本GPから、レッドブルとアルファタウリのマシンに「HONDA」のロゴが“復活”する。

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ホンダは昨季2021年を最後に、パワーユニット(PU)供給者としてのF1参戦活動を終了。しかし、供給先であったレッドブル・グループとの関係は継続されており、同グループの2つのF1チーム、「レッドブル」と「アルファタウリ」は今季2022年、ホンダ・レーシング(HRC)が“技術支援”を行ない「レッドブル・パワートレインズ(RBPT)」が供給するPUを搭載して戦っている(実質的にはホンダPU、などと形容されることも)。

このコラボレーションは、2026年に予定されるPUの大幅な規定変更の前まで、つまり2025年シーズンまで継続されていくことも既に発表されているが、日本GP開催ウイークに入り、「さらなるパートナーシップの強化に向け合意した」と発表されることになった。

◆強化内容は3点

具体的に3点の「強化内容」が公表されている。そのひとつとして、10月7~9日に鈴鹿サーキットで開催される日本GP以降の今季残り5戦で、レッドブルとアルファタウリのF1マシンには「HRC」のロゴに加えて新たに「HONDA」のロゴが入ることになった。「HONDA」は昨季以来の“復活”となる(HRCのロゴは今季の両チームのマシンにこれまでも見られてきた)。

また、レッドブルのドライバーであるセルジオ・ペレスがホンダ・レーシングスクール・鈴鹿(HRS)のアンバサダーに就任、11月に開催されるHRSの生徒に向けたドライビングアカデミーに参加する、とのこと。

そして11月27日に「モビリティリゾートもてぎ」で開催される「Honda Racing THANKS DAY(ホンダ・レーシングサンクスデー)2022」に、レッドブルのマックス・フェルスタッペンとペレス、アルファタウリのピエール・ガスリーと角田裕毅、4選手が参加予定であることも明らかにされている。

本田技研工業株式会社執行職コーポレートコミュニケーション統括部長兼HRC代表取締役社長の渡辺康治氏は、「両チームのマシンに施されることになったノーズのHRCロゴとサイドのHondaロゴは、我々とレッドブル・グループとの強い絆の象徴です。HRCの技術支援を通じて、両チームのマシンによる世界最速への挑戦を全力でサポートしていきます。ホンダの技術がこめられたPUで戦う両チームへの応援をよろしくお願いします」とコメントしている。

◆フェルスタッペンの2年連続王座は鈴鹿で決まるか

今季のレッドブルはここまで17戦13勝と絶好調。昨季、ホンダ勢としては30年ぶりのF1ドライバーズチャンピオンとなったフェルスタッペンの2年連続王座は鈴鹿で決まる可能性もある。また、「レッドブル・ホンダ」としての戴冠は果たせずに終わったコンストラクターズタイトルに関しても(ホンダ勢のコンストラクターズタイトル獲得は1991年が最後)、今季は「レッドブル・RBPT」がランク首位を独走中だ。

F1界全体の動きとレッドブル・グループのホンダへの信頼が相互作用するような格好で、ホンダのF1参戦終了の“色”は、最初の発表があった頃に比べると、かなり薄まってきたように思えるのが実際のところ。レッドブルとアルファタウリが今季から搭載しているPUの名はホンダではないが、実質ホンダ勢という捉え方や応援の仕方をすることが、日本GPを前にいよいよもって王道化されたような印象である。

《遠藤俊幸》

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