【F1 日本GP】3年ぶり開催、初日に3万8000人来場…雨のフリー走行はメルセデスのラッセルがトップタイム

F1日本GP
F1日本GP全 9 枚

7日、F1第18戦日本GPが開幕。3年ぶりとなる鈴鹿サーキットのGPは雨模様の中、初日から3万8000人のファンが来場。この日行われたフリー走行ではジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。

ファンにとって待ちに待ったF1日本GPが開幕した。新型コロナウイルス感染症蔓延の影響で2020年・21年と開催が見送られた日本GPだったが、2022年、やっと開催にこぎつけることができた。3年ぶりの開催、そしてホンダ由来のレッドブルパワートレインのPUを積むドライバーの活躍、昨年デビューした角田裕毅(アルファタウリ)の活躍などもあり、観戦券はソールドアウト。初日の7日は雨にも関わらず多くのファンが来場し、固唾を飲んで3年ぶりとなるF1マシンの走行を見守った。

60分のフリー走行1回目は雨が降る中でセッションがスタートした。序盤は多くのマシンが深溝のウエットタイヤで走行を続けたが、残り30分を切った辺りでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が浅溝のインターミディエットタイヤを履き、それまでのトップタイムを3秒以上縮める1分44秒059を記録。同じくインターミディエットを履いたバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が1分45秒134で2番手に付け、ここから他のドライバーもインターミディエットに履き替えタイムアタックを行った。

最終的にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が1分42秒248でトップ。以下、カルロス・サインツ(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)と続き、ランキングトップのフェルスタッペンは6番手でフリー走行1回目を終えた。

◆雨の中でのフリー走行、2回目は小降りに

フリー走行2回目は2023年タイヤのテスト用セッションと位置付けられ、通常の60分から90分に拡大され行われることになっていた。しかし雨のため2023年タイヤのテストは見送られ、90分の時間は変わらないものの、通常のレースタイヤでの走行となった。

コンディションはウエット。しかし雨は小降りとなり、セッションが進むにつれて路面の水が少なくなっていった。フリー走行1回目と同じく序盤はウエットタイヤでの走行が続いたが、インターミディエットに履き替えると一気にタイムは短縮され、フェルスタッペン、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)によるトップタイム更新合戦が繰り広げられた。最終的にラッセルが1分41秒935でトップ、ハミルトンが1分42秒170で2番手となり初日はメルセデスのワンツー。フェルスタッペンは1分42秒786で3番手。以下セルジオ・ペレス(レッドブル)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、カルロス・サインツ(フェラーリ)と続いた。

角田裕毅(アルファタウリ)は、フリー走行1回目は19番手だったが、フリー走行2回目ではインターミディエットに替えたタイミングで3番手争いを展開。セッション後半はロングランを行ったため最終的に14番手だったが、予選、決勝での活躍が期待できる走りをみせた。

F1日本グランプリは、8日にフリー走行3回目と予選が、9日に53周の決勝レースが行われる。

■日本GP フリー走行2回目結果

1. ジョージ・ラッセル(メルセデス)/1分41秒935
2. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/1分42秒170
3. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)/1分42秒786
4. セルジオ・ペレス(レッドブル)/1分42秒834
5. ケビン・マグヌッセン(ハース)/1分43秒187
6. カルロス・サインツ(フェラーリ)/1分43秒204
7. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)/1分43秒533
8. バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)/1分43秒733
9. エステバン・オコン(アルピーヌ)/1分43秒884
10. 周冠宇(アルファロメオ)/1分44秒525
11. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分44秒709
12. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)/1分44秒962
13. アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)/1分45秒039
14. 角田裕毅(アルファタウリ)/1分45秒257
15. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)/1分45秒261
16. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分45秒885
17. ダニエル・リカルド(マクラーレン)/1分46秒030
18. ランス・ストロール(アストンマーチン)/1分46秒776
19. ピエール・ガスリー(アルファタウリ)/1分47秒109

※ミック・シューマッハ(ハース)は走行せず

《藤木充啓》

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