スバル フォレスター にオフローダー「ウィルダネス」仕様を設定、12月米国発売

タフでラギッドなキャラクターに磨きをかけたデザイン

専用スプリングで最低地上高は233mmに向上

イエローのアクセントが入る撥水シート

スバル・フォレスター・ウィルダネス
スバル・フォレスター・ウィルダネス全 10 枚

SUBARU (スバル)の米国部門は9月30日、SUVの『フォレスター」のオフロード仕様、『フォレスター・ウィルダネス』(Subaru Forester Wilderness)の2023年モデルを発表した。現地ベース価格は、3万4020ドル(約495万円)で12月、米国市場で発売される予定だ。

ウィルダネスの第一弾モデルが、2021年3月に米国で発表された『アウトバック・ウィルダネス』だ。乗用車とSUVの長所を融合させたスバルのフラッグシップクロスオーバーSUVの『アウトバック』をベースに、アウトドアシーンで頼れる走破性と機能性をさらに強化し、タフでラギッドなキャラクターに磨きをかけたモデルとして登場した。

◆タフでラギッドなキャラクターに磨きをかけたデザイン

フォレスター・ウィルダネスは、アウトバック・ウィルダネスに続く、ウィルダネスシリーズ第二弾モデルだ。安心感や走りの楽しさなど、『フォレスター』が従来から提供し続ける価値はそのままに、タフでラギッドなキャラクターに磨きをかけたデザインと、走破性や機能性を強化している。

フォレスター・ウィルダネスの特長のひとつが、機能性の高さとそれを表現したデザインだ。ボディ全周に渡って装着したブラックカラーの立体的なプロテクションパーツは、たくましさを表現するとともに、車体を保護する役割も兼ね備える。大胆な六角形のブラックグリル、大型ホイールアーチクラッディング、フロントスキッドプレート、六角形のLEDフォグランプ、アンチグレアフードデカールを専用装備している。

また、標準モデルに対して幅を約20mm拡大したルーフレールは、最大積載量を増やすとともに、片側3か所のレッグ部分にそれぞれロープ穴を設けて、機能性を強化した。このレッグ部分には、アナダイズドイエローのアクセントカラーをあしらう。

スバル・フォレスター・ウィルダネススバル・フォレスター・ウィルダネス

◆専用スプリングで最低地上高は233mmに向上

足回りには、不安定な路面でも高いグリップ力を発揮するヨコハマ製のオールテレーンタイヤ「GEOLANDAR」を装備した。マットブラック仕上げの専用17インチアルミホイールと組み合わせる。タイヤの側面には、白い文字がエンボス加工された。スペアタイヤは、フルサイズタイヤが標準だ。

サスペンションに専用コイルスプリングを採用することで、最低地上高を約233mmまで引き上げ、悪路走破性を高めた。また、サスペンションセッティングにより、コーナリング時のロール角を抑制し、オンロードの走りも追求している。

パワートレインには、直噴2.5リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンを搭載する。最大出力は182hp、最大トルクは24.3kgmを引き出す。レシオカバレージを拡大し、ファイナルギア比をローギア化したCVTの「リニアトロニック」を組み合わせることで、駆動力を高めている。また、空冷オイルクーラーを追加することで、標準モデルの2倍に当たる約1360kgの牽引能力を確保した。駆動方式はシンメトリカルAWDとしている。

スバル・フォレスター・ウィルダネススバル・フォレスター・ウィルダネス

◆イエローのアクセントが入る撥水シート

インテリアは、アナダイズドイエローをアクセントに、ブラックとグレーのダークトーンで全体をコーディネートした。撥水性のある表皮を使用したシートも採用し、アウトドアでも使える機能性を追求している。

8.0インチのマルチメディアナビゲーションシステム、ハーマンカードン製プレミアムサウンドシステム、パワーリアゲートは、オプションパッケージとして選択できる。

最新の「アイサイト」を標準装備した。強化されたシステムは、広い視野と改良された制御ソフトウェアにより、全体的なパフォーマンスを引き上げ、より広い範囲の条件下で作動する。最新のアイサイトには、新しい自動緊急ステアリングが採用された。この新機能は、衝突前ブレーキシステムと連動して、80km/h以下の速度での衝突を回避するために、ステアリング制御を支援する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  2. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  4. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
  5. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る