日経平均は前日比4円42銭安の2万6396円83銭と、小幅ながら3日続落。相場の方向感に乏しく、前日終値を挟んだ値動きに終始した。
前日のニューヨークダウは36ドル高の2万9239ドルと5営業日ぶりに小反発。長期金利の上昇を嫌気し、売りが先行したが、4日間で約1100ドル下落したとあって、徐々に買い戻す動きが強まった。しかし、12日に9月の米卸売物価指数(PPI)、13日に米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、NY市場は様子見気分が支配的だった。
ハイテク株比率が高いナスダック市場のナスダック総合株価指数は、半導体関連株などを中心に5日続落。円相場が一時1ドル=146円台を割り込み、1998年8月以来の安値水準に下落したことも、投資家の警戒感を誘った。