メルセデスAMG『A35』、「A45」と同じ表情にチェンジ…欧州で改良新型

フロントマスクを大幅に変更

48Vマイルドハイブリッドとベルト駆動のスタータージェネレーター

5種類の走行モード

メルセデスAMG A35 4MATIC 改良新型
メルセデスAMG A35 4MATIC 改良新型全 10 枚

メルセデスベンツは10月5日、高性能コンパクトハッチバックのメルセデスAMG『A35 4MATIC』(Mercedes AMG A 35 4MATIC)の改良新型を欧州で発表した。

◆フロントマスクを大幅に変更

メルセデスAMG A35 4MATIC 改良新型メルセデスAMG A35 4MATIC 改良新型

改良新型では、フロントマスクを大幅に変更した。フロントグリルやバンパー、ボンネットなどが変更されており、シリーズ最強グレードのメルセデスAMG『A 45 S 4MATIC+』と同じ表情を手に入れた。アルミホイール、リアのリップスポイラー、テールランプ、マフラーも新デザインとした。

インテリアは、AMGステアリングホイールボタン付きのAMGパフォーマンスステアリングホイールを標準装備した。これにより、ドライバーは、3段階のESPや 「AMGダイナミクス」などの AMG専用の機能を、ステアリングホイールから手を放すことなく制御できる。AMGパフォーマンスシートの色には、セージグレーが新たに登場している。

インフォテインメントとコネクティビティに関しては、最新の「MBUX (メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」を導入した。USB充電電源と新しいAMG専用ディスプレイデザインも採用している。

◆48Vマイルドハイブリッドとベルト駆動のスタータージェネレーター

パワートレインは、「M260型」直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを、AMGがチューニングしたユニットだ。ツインスクロールターボチャージャーをはじめ、「CAMTRONIC」と呼ばれる可変バルブコントロール、高精度ピエゾインジェクター、マルチスパークイグニッションなどを採用した。

特許技術の「CONICSHAPE」により、シリンダー内部の摩擦を低減し、効率も引き上げられた。これらの結果、この直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力306hp/5800rpm、最大トルク40.8kgm/3000~4000rpmを獲得する。

改良新型では、48ボルトマイルドハイブリッドとベルト駆動のスタータージェネレーター(RSG)が装備された。加速時などには、RSGが最大14hpのパワーでエンジンをアシストする。トランスミッションは、従来の7速から8速化された「AMG SPEEDSHIFT DCT 8」を搭載している。

◆5種類の走行モード

電子制御システムに関しては、「AMGダイナミックセレクト」を搭載する。「スリッパリー」、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」、「インディビジュアル」の5種類の走行モードが切り替え可能。エンジンやトランスミッションのレスポンスなどが変化する。スリッパリーモードは、滑りやすい路面状況に最適で、フラットなトルクカーブが特長だ。ギアチェンジはスムーズに、より早いシフトアップが行われる。コンフォートモードは、快適で燃費重視の運転モード。サスペンションとステアリングは、快適性を重視した設定となり、エンジンのスタート/ストップシステムも作動する。

スポーツとスポーツ+モードは、エンジンとトランスミッションが、スポーティな味付けに。エンジンサウンドも、刺激的な方向に変化する。エンジンのスタート/ストップシステムは非作動。スポーツ+モードは、フル加速をサポートするモードだ。シフトダウン時には、レブマッチングが行われる。インディビジュアルモードは、ドライバーの好みに応じて、各セッティングを選択して保存できる、としている。

《森脇稔》

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