トヨタ RAV4 欧州仕様車に「GR SPORT」、専用チューンの足回り

GR SPORTならではのスポーティな内外装

12.3インチと10.5インチの2つのディスプレイ

ハイブリッドはシステム全体のパワーが222hp

トヨタ RAV4 ハイブリッド「GR SPORT」(欧州仕様)
トヨタ RAV4 ハイブリッド「GR SPORT」(欧州仕様)全 10 枚

トヨタ自動車の欧州部門は10月19日、ミドルクラスのSUV『RAV4』(Toyota RAV4)の2023年モデルに、「GR SPORT」を設定すると発表した。年内に欧州市場で発売される予定だ。

◆GR SPORTならではのスポーティな内外装

トヨタ RAV4 ハイブリッド「GR SPORT」(欧州仕様)トヨタ RAV4 ハイブリッド「GR SPORT」(欧州仕様)

『RAV4 GR SPORT』には、フロントにブラックのGメッシュパターングリル、新デザインのフロントスポイラーとフォグライトベゼルを採用した。ピアノブラックのホイールアーチトリム、サイドモール、バックドアガーニッシュも装備する。足元は、グロスブラック仕上げの19インチアルミホイールで引き締められた。

室内は、スエード調のスポーツシートを採用した。ヘッドレストには「GR」のロゴがエンボス加工されている。シート、ステアリングホイール、シフトレバーにはシルバーのステッチ、ドアとステアリングホイールにはガンメタルトリムのアクセントが添えられた。

サスペンションは専用チューンされた。新設計の高剛性スプリングとショックアブソーバーの採用により、ハンドリングが向上しているという。

◆12.3インチと10.5インチの2つのディスプレイ

トヨタ RAV4 ハイブリッド「GR SPORT」(欧州仕様)トヨタ RAV4 ハイブリッド「GR SPORT」(欧州仕様)

ドライバー正面に大型の12.3インチTFTディスプレイを採用する。カジュアル、スマート、スポーツ、タフの4種類のスタイルや3種類のレイアウトなど、ドライバーの好みの表示にカスタマイズできる。ナビゲーション情報を表示することも可能にした。

ダッシュボード中央には、10.5インチの高精細カラーディスプレイを備えた最新のマルチメディアシステムを採用する。ドライバー正面の12.3インチTFTディスプレイと合わせて、デジタルコックピットを構築している。また、GR SPORT全車に前席パワーシート、運転席メモリー設定機能、パノラミックビューモニターを標準装備している。

「トヨタ T-Mate」と呼ばれる安全および先進運転支援システム(ADAS)を採用する。最新世代の「トヨタ・セーフティ・センス」は、安全面が強化された。2023年モデルのパッケージには、新しいエマージェンシー ステアリングアシストシステムとプリコリジョンシステムが含まれている。

◆ハイブリッドはシステム全体のパワーが222hp

RAV4 GR SPORTのハイブリッドには、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)に、フロントモーター(最大出力118hp、最大トルク20.6kgm)、リアモーター(最大出力54hp、最大トルク12.3kgm)を組み合わせたトヨタハイブリッドシステムを搭載する。

システム全体で、222hpのパワーを引き出す。小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。

このハイブリッドパワートレインは、エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を向上させた。燃焼効率の引き上げとトランスミッションの高効率化により、動力性能と低燃費の両立も図った。バッテリー(二次電池)は、ニッケル水素を使用している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る