再生力をガチで競う『第7回ハイエンドカーオーディオコンテスト』注目車両ルポ Part 3

ステレオ再生力をガチで競う『第7回 ハイエンドカーオーディオコンテスト』開催! 注目車両ルポ  Part3
ステレオ再生力をガチで競う『第7回 ハイエンドカーオーディオコンテスト』開催! 注目車両ルポ Part3全 36 枚

9月24日と25日の2日間にわたり「つま恋リゾート彩の郷」(静岡県掛川市)にて開催された、『第7回 ハイエンドカーオーディオコンテスト』リポートのPart3をお届けする。

【画像全36枚】

当回では、カーオーディオ専門サイト『PUSH ON! マイカーライフ』の登録店よりエントリーした注目車両のうちの下記5台について、使用ユニットの全容とサウンドインプレッションを詳しく紹介していく。

◆スバルWRX tS(オーナー/MNさん)by AVカンサイ宝塚店

カーオーディオ歴は約30年になるというMNさんは、WRX tSで参戦した。ちなみにMNさんが本格的なシステム構築に踏み切ったのはこのクルマから。5年前から手をかけはじめ現在の形が完成したのは去年の秋だ。搭載機材は以下のとおり。ソースユニットはアイバッソオーディオのDAP、プロセッサーはヘリックスのDSP ULTRA。パワーアンプにはカロッツェリアXの2chモデル×3台とカロッツェリアのD級2chモデル×1台を使用し、スピーカーにはモレルのイレイトカーボンプロ(3ウェイ)をセレクトした。サブウーファーはダイヤトーンのSW-G50だ。試聴してみると、低音は重く伸びやかで中音は厚く高音は実に繊細。そして全体的には深みがありコクがある。リアリティの高さも際立っていた。

◆BMW X6(オーナー/Tさん)by イングラフ

TさんはBMW X6でエントリーした。当車に積まれている主要機材は以下のとおりだ。ソースユニットとしてソニーのDMP-Z1を使い、プロセッサーにはブラックスのBRAX DSPを採用している。そして圧巻なのはパワーアンプ。シンフォニ/クワトロリゴの超高級モデル、デシデリオを4台も使用している。スピーカー群にはベンチャーオーディオとイートンのモデルをチョイスした。音調整においては、ボーカル曲ではピアノの音色とベースのバランスを整えボーカルと各楽器をくっきりと描き、オーケストラでは各パートの位置を意識しながら空間描写と解像度を追求したという。その音は、至って滑らかできめ細やか。1音1音がこの上なく丁寧に紡ぎ出される。上質なHi-Fiサウンドを堪能できた。

◆LEXUS RC(オーナー/勝部潤一さん)by ジパング

勝部さんはLEXUS RCで参戦した。ちなみに当車のシステムが完成したのはこの8月。クルマを新しくしてスピーカー以外のユニットを前の愛車から移設して作り上げたとのことだ。使用機材の陣容は次のとおり。ソースユニットがソニーのウォークマン、プロセッサーがヘリックスのDSP ULTRA。パワーアンプにはカロッツェリアXの2chモデルを4台使用している。フロント3ウェイはモレルの上級機で固め、サブウーファーにはカロッツェリアのTS-W1000RSをチョイスした。サウンドチューニングにおいては、ボーカルの情感、各楽器の音の分離感、ステージング等に留意したという。試聴してみると、S/Nが高くクリア。サウンドステージの立体感も上々。音楽性高く課題曲が再現されていた。

◆メルセデスベンツA180(オーナー/樫間由忠さん)by カーオーディオクラブ

樫間さんは、メルセデスベンツA180で参戦した。なおシステムが現在の形に仕上がったのは今年の6月。ツイーターを追加したという。使用機材のラインナップは以下のとおりだ。ソースユニットとしてアイバッソオーディオのDAPを使い、プロセッサーにはヘリックスのDSP ULTRAを採用。パワーアンプにはビーウィズのモノラルモデルを計6台使い、さらにサブウーファー用としてカロッツェリアのD級2chモデルもチョイスした。スピーカーはビーウィズのフラッグシップ2ウェイにブラックスのツイーターを追加し3ウェイ化。サブウーファーもビーウィズだ。試聴してみると、高域の伸びやかさがまずは印象的。繊細でスムーズ、そして余韻も美しい。各楽器やボーカルの実在感も高かった。

◆スズキ・スイフトスポーツ(オーナー/瀬崎新士さん)by アミューズ

瀬崎さんはスイフトスポーツでエントリーした。搭載機材の陣容は以下のとおりだ。ソースユニットとしてソニーのウォークマンをセレクトし、プロセッサーにはヘリックスのDSP PRO MKllを選択している。パワーアンプにはビーウィズのモノラルモデルとサブウーファー用としてヘリックスのモデルを採用した。フロントスピーカーはZRスピーカーラボのトップエンド機(3ウェイ)、サブウーファーはカロッツェリアだ。サウンドのコンセプトは「原音をそのまま再生すること」。普段はJ-POPからクラシックまで幅広く楽しんでいるという。試聴してみると、サウンドステージの立体感がリアル。そして各楽器の音の輪郭がシャープだ。質感が高く、耳に心地良いハイエンドサウンドを堪能できた。

《太田祥三》

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