ポルシェ 911『GT3 RS』新型、名車「カレラRS 2.7」をオマージュ…新パッケージは米国限定

ホワイトを基調にパイソングリーンのアクセント

285km/h走行時のダウンフォースは合計860kg

サスペンションは複数の段階に調節可能

4.0リットル水平対向6気筒エンジンは最大出力525ps

ポルシェ 911『GT3 RS』新型、名車「カレラRS 2.7」をオマージュ…新パッケージは米国限定
ポルシェ 911『GT3 RS』新型、名車「カレラRS 2.7」をオマージュ…新パッケージは米国限定全 10 枚

ポルシェは10月21日、高性能2ドア2シータークーペ『911 GT3 RS』(Porsche 911 GT3 RS)新型に、米国で「トリビュートtoカレラRSパッケージ」を設定すると発表した。パッケージ装着車の現地ベース価格は、31万2550ドル(約4565万円)だ。

写真:ポルシェ 911 GT3 RS 新型の「トリビュートtoカレラRSパッケージ」

◆ホワイトを基調にパイソングリーンのアクセント

ポルシェ 911 GT3 RS 新型の「トリビュートtoカレラRSパッケージ」ポルシェ 911 GT3 RS 新型の「トリビュートtoカレラRSパッケージ」

トリビュートtoカレラRSパッケージは、新型911 GT3 RSに、米国限定で設定されるオプションだ。ポルシェの名車『911 カレラ RS 2.7』(通称:「ナナサン・カレラ」)の 50周年を祝うパッケージオプションになる。

ボディカラーはホワイトを基調に、パイソングリーンのアクセントを添えた。これは、1972~1973年に米国市場に導入された911 カレラ RS 2.7に用意されていたホワイト+グリーンのボディカラーがモチーフだ。

専用デザインのテールライトは、赤色部分をなくして、ホワイト+グリーンのテーマを強調する。大型リアウイングの両端のサイドプレートはホワイトで塗装され、パイソングリーンの「RS」のロゴが入る。パイソングリーンの鍛造アルミホイールには、白いピンストライプが添えられている。

◆285km/h走行時のダウンフォースは合計860kg

新型911 GT3 RSの特長が、センターラジエーターコンセプトだ。このアイデアは、レーシングカーの『911 RSR』に最初に採用された後、『911 GT3 R』へ拡大展開された。新型911 GT3 RSは、3つのラジエーターレイアウトの代わりに、大型のセンターラジエーターをフロントフードに配置した。これにより、両サイドにできたスペースを使用して、アクティブエアロダイナミクスエレメントを統合することが可能になった。

フロントの無段階調節式ウイングエレメントと2分割リアウイングは、他の空力対策との組み合わせで、200km/h走行時に合計409kgのダウンフォースを獲得する。このダウンフォースは、先代の「991.2」世代の2倍、現行の『911 GT3』の3倍に達し、285km/h走行時のダウンフォースは合計860kgに及ぶ。

ポルシェの市販車に初めて、「ドラッグリダクションシステム(DRS)」が装備された。DRSは、サーキットのストレートセクションで空気抵抗を抑えて高速を得るために、特定の作動範囲内においてスイッチを押すだけでウイングをフラットにできる。エアブレーキ機能は、高速走行中の緊急ブレーキ時に作動する。フロントとリアのウイングエレメントが最大に設定され、空力による減速効果を生み出してホイールブレーキを大幅にサポートするという。

◆サスペンションは複数の段階に調節可能

ポルシェ 911 GT3 RS 新型の「トリビュートtoカレラRSパッケージ」ポルシェ 911 GT3 RS 新型の「トリビュートtoカレラRSパッケージ」

リアには、スワンネックで支持された大型ウイングが付く。このリアウイングは、固定式メインウイングと、油圧調節式アッパーウイングエレメントで構成されている。ポルシェの市販車としては初めて、リアウイングの上端が車両ルーフよりも高く設定された。911 GT3から流用されたリアディフューザーは、わずかに変更されている。

ノーマル、スポーツ、トラックの3つのドライビングモードを備える。トラックモードでは、基本設定を個別に調節することが可能。とくにフロントとリアのリバウンドダンピングとコンプレッションダンピングは、それぞれを複数の段階に調節することができる。

リアディファレンシャルは、モータースポーツ由来の操作・表示コンセプトのステアリングホイールのロータリースイッチによって、迅速かつ直感的に調整できる。4つのロータリースイッチとDRSのスイッチがステアリングホイールに付く。ロータリースイッチを調節すると、インストルメントパネルにグラフィック表示される。

◆4.0リットル水平対向6気筒エンジンは最大出力525ps

新型911 GT3 RSには、高回転志向の4.0リットル水平対向6気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載する。最大出力は525psにパワーアップした。これは、主に変更されたカムプロファイルを備えた新しいカムシャフトによって得られたものだ。シングルスロットルインテークシステムとリジッドバルブドライブは、モータースポーツから派生した技術となる。

トランスミッションは7速「PDK」。全体的なギア比は、ベース車両の911 GT3よりも短くなっている。アンダーボディのエアインテークにより、サーキットで頻繁に使用される場合でも、トランスミッションは負荷に耐えることができるという。0~100km/h加速3.2秒、最高速296km/hの性能を可能にした。

フロントには、対向6ピストン式アルミ製モノブロック固定キャリパーと直径408mmのブレーキディスクを採用した。911 GT3と比較して、ピストン径が30mmから32mmに拡大され、ディスクの厚さが34mmから36mmに増加している。リアには、対向4ピストン式のユニットと直径380mmのブレーキディスクを装備した。新型911 GT3 RSには、センターロック式の軽合金製鍛造ホイールが標準装備されている。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『シエンタ』の前席が回転、「スイベルシート」販売再開…ドア閉めたまま回転可能に改良
  2. トヨタ『アルファード』が2027年に大幅改良、新型エルグランドとのガチンコ対決の行方は
  3. BMW『3シリーズ』新型発表、EVと共通の「ノイエ・クラッセ」デザインに
  4. ヤマハ『XSR900』を「USインターカラー」に変身! ワイズギア、外装セットを限定発売 価格は29万9200円
  5. 日産『スカイライン』新型が12月公開へ! 開発期間を半減、“日産復活の象徴”はどうなる?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  2. セレンスAIの緊急車両検知技術、東大発「AS Mobi」の自動運転バスに導入…2027年商用化めざす
  3. 中国ヒューマノイドに自動車アフターマーケットの課題解決のヒントがあった…2026世界ロボット大会
  4. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  5. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
ランキングをもっと見る