【マツダ CX-8 改良新型】商品主査「完成形に到達すべくレベルアップを図った」

マツダ CX-8 改良新型
マツダ CX-8 改良新型全 6 枚

マツダは11月2日、2年ぶりの大幅改良を施した3 列シートクロスオーバーSUV『CX-8』の受注を開始した。『CX-5』と共通部分が多かった外観デザインを手直ししたほか、最新技術の採用で走行性能を向上させたのが特徴。

CX-8の商品主査を務めるマツダ商品本部の齊藤圭介氏は「商品改良を検討するにあたってCX-8を、家族にとってアクティブから上質まで幅広く、人生の楽しみ方を広げられるクルマにしたいと考えた。マツダの最新技術とデザイン表現を用いてCX-8の完成形に到達すべくレベルアップを図った」と語る。

このうちデザインについて齋藤主査は「登場以来、3列SUVとして、その伸びやかさやクオリティ感で独自のキャラクターを確立してきた。今回最新の魂動デザイン要素を取り入れ、細部の造形を再度ブラッシュアップして完成度を一段上げることを目指した」と説明。

◆イメージチェンジに最も貢献しているのは…

具体的には「全体的に大きく印象をアップデートしているのが、カラードクラッディングの採用。とくに(最上級グレードの)『エクスクルーシブモード』ではボディ同色とすることで一体感と力強さを加えている。リアのオーバーハングを間延びさせない表現などによって、伸びやかさを生かしながら全体を引き締めて完成度を高めている」という。

またフロントデザインは「CX-5と共通のバンパーとランプとしながら、グリルの部分は専用品として新たにデザインを行い、モダンかつ力強い進化を加えたブロックメッシュに統一した。ブロックは多面体構成とすることで煌めき感を演出してクラス感を向上させている」とも。

◆リアは最も変更範囲が大きいエリア

さらに齊藤主査は「リアは今回最も変更範囲が大きいエリア」とした上で、「CX-8のプロポーションを使いきる独自のデザインを目指した。両端のコーナーのランプを外側に設け水平を感じさせワイドでスタビリティ感のある印象を実現している。リアコンビランプも精悍なイメージを演出する専用品とした。中央のシグネチャーをソリッドな断面としてコンビランプと造形を連動させることで、よりモダンな印象へと進化させている」と解説した。

一方、走行性能に関しては「より思い通りに不安なく走れるクルマにするために新世代商品群で導入された技術を採用してサスペンションとシートの機能を進化させた。サスペンション特性、具体的にはコイルスプリングとフロントダンパーを改良し、どこに座っても疲れにくく、酔いにくい座り心地を追求した。また狙ったラインを思い通りに走れるコントロール性の向上など人馬一体の走りの進化にも努めた」とのことだ。

マツダ CX-8改良新型の価格は299万4200円~505万8900円で、発売は12月下旬を予定している。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  3. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る