ユーグレナ社は、いすゞ自動車と、微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)から抽出した油脂のみを原料とした燃料の性能実証試験で、石油由来の軽油と同等の性能を持っていることを確認した。2社が11月2日に発表した。
両社は2014年からユーグレナを原料としたバイオディーゼル燃料の実用化を目指す共同研究プロジェクト「DeuSEL(デューゼル)プロジェクト」を推進してきた。プロジェクトでは、ユーグレナが製造するバイオディーゼル燃料の性能試験を、いすゞ製エンジンを用いて実施した。
これまで軽油とユーグレナを混ぜた燃料だったが、今回、ユーグレナ由来原料100%燃料を試製し、これが石油由来の軽油と同等の性能を持っていることを確認した。