ポルシェは11月8日、スポーツEV『タイカン』(Porsche Taycan)の生産が10万台に到達した、と発表した。2019年9月にドイツ・ツッフェンハウゼン工場で生産を開始してから、約3年で10万台に到達している。
10万台目のタイカンは、最上位グレードの「ターボS」。ネプチューンブルーで塗装され、英国の顧客に向けて出荷される。タイカンの販売における上位3市場は、米国、中国、英国/アイルランドだ。
タイカンには現在、スポーツセダンと「タイカン・クロスツーリスモ」、「タイカン・スポーツツーリスモ」の3種類のボディが用意されている。いずれのモデルにも、最大5種類のパワートレインが設定され、後輪駆動や全輪駆動と組み合わせられる。中でも、「タイカン 4S」は航続が513km (WLTPサイクル) と、シリーズ最長だ。
ポルシェは2019年の生産開始以来、完全にカーボンニュートラルな方法でタイカンを製造してきた、と自負する。現在では、ツッフェンハウゼンとライプツィヒの両工場において、すべてのスポーツカーの生産がカーボンニュートラルな方法で行われているという。これにより、「ゼロ・インパクト・ファクトリー」というビジョンにさらに一歩近づいた、としている。