VWのEVミニバン『ID.Buzz』、自動駐車や車線変更が可能に…欧州仕様

スウォームデータを活用した「トラベルアシスト」

90km/h以上の速度域で車線変更アシストが利用可能

メモリー機能付き「パークアシストプラス」で自動駐車

フォルクスワーゲン ID.Buzz
フォルクスワーゲン ID.Buzz全 10 枚

フォルクスワーゲンは11月8日、新型EVミニバンの『ID.Buzz』(Volkswagen ID. Buzz)の欧州仕様車に、新世代の先進運転支援システム(ADAS)を設定すると発表した。

写真:フォルクスワーゲン ID.Buzz

◆スウォームデータを活用した「トラベルアシスト」

フォルクスワーゲン ID.Buzz の「トラベルアシスト」フォルクスワーゲン ID.Buzz の「トラベルアシスト」

オプションの「トラベルアシスト」は、車両を車線内に保ち、前方の車両との車間距離を維持し、ドライバーが設定した最高速を維持する。「アダプティブレーンガイダンス」システムは、車両が車線の中央にとどまるよう支援する。最新のトラベルアシストは、ドライバーの運転スタイルに適応し、車両を車線の中央だけでなく、左や右に維持することも可能にした。

トラベルアシストには、予測クルーズコントロールとコーナリングアシスト機能が付く。走行スピードを制限速度に合わせたり、カーブやラウンドアバウトなどの道路の形状に適合させたりすることができる。

最新のトラベルアシストは、フォルクスワーゲンの他のモデルから得られた匿名化されたスウォームデータを活用する。スウォームデータを利用したトラベルアシストでは、道路の車線マークのみを頼りに、車両を車線内に保つことができる。この場合、アシスタンスシステムは、たとえば中央の車線区分線のない道路でも作動する。トラベルアシストは、スウォームデータによってさらに機能が高まり、快適さと顧客の支援レベルが向上しているという。

◆90km/h以上の速度域で車線変更アシストが利用可能

スウォームデータを利用して、フォルクスワーゲンは高度な自動運転に向けた次のステップを踏み出している。匿名化されたスウォームデータは、数十万台のフォルクスワーゲングループの車両から生み出される。各車両は、車線や道路標識など、車両周辺のマップデータを収集し、この情報を自動的にクラウドに送信する。そこから、個別に調整されたデータが、関連する道路を走行しているフォルクスワーゲン車に送信される。多くの参加車両のおかげで、データベースは拡大し続けている。

90km/h以上の速度域で、車線変更アシストが利用できる。90km/h を超える速度で高速道路を走行している場合、スウォームデータを利用したトラベルアシストが車線変更を支援する。ドライバーは、ウインカーレバーを軽く押すことによって、自動的な車線変更プロセスが開始できる。センサーが車両の周囲の物体を検出しておらず、静電容量式ステアリングホイールによってドライバーの手がステアリングホイールに添えられていることを検出する必要がある。その後、自動的に車線変更が行われる。

◆メモリー機能付き「パークアシストプラス」で自動駐車

フォルクスワーゲン ID.Buzz のメモリー機能付き「パークアシストプラス」フォルクスワーゲン ID.Buzz のメモリー機能付き「パークアシストプラス」

メモリー機能付き「パークアシストプラス」により、車両は駐車スペースに自動駐車できる。最大5つの駐車操作を、車両に学習させることが可能だ。メモリー機能は、40km/h以下の速度で、最大50mの距離をカバーする駐車手順を記憶する。これにより、車両をカーポートやガレージなどに駐車することができる。ドライバーが車両を1回駐車するだけで、駐車手順を保存。その後、学習した駐車操作を車両が繰り返す。ドライバーに求められるのは、システムを監視することだけという。

フォルクスワーゲンID.Buzzには、運転をさらに便利にし、安全性を高める新しいインテリジェントアシスタンスシステムが導入されている。これは、フォルクスワーゲンが最新のテクノロジーを、幅広い顧客ベースに早い段階でアクセスできるようにするというコミットメントに沿ったもの、としている。

《森脇稔》

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