JR東海がバリアフリー料金制度による運賃転嫁…ホームドア整備などに約305億円 2023年3月頃から

将来的には東海道新幹線全駅に整備されるホームドア。写真は品川駅。
将来的には東海道新幹線全駅に整備されるホームドア。写真は品川駅。全 2 枚

JR東海は11月17日、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用するための運賃転嫁を実施すると発表した。

【画像全2枚】

同社では、2021年度に東海道本線金山駅3・4番線のホームドア整備を完了。2022年12月に東海道新幹線の新大阪駅20番線、2023年7月に東海道本線の名古屋駅6番線、2024年6月に東海道本線の名古屋駅5番線でもホームドアの使用が開始される予定で、東海道新幹線では品川駅22番線を除いて『のぞみ』停車駅での整備が完了することになっている。

さらに、2030年度までには名古屋駅1・2・7・8番線、金山駅1・2番線、千種(ちくさ)駅1・2番線、大曽根駅1・2番線にもホームドアを整備するとしており、エレベーターなどのバリアフリー設備の更新・維持管理を含めて、総整備費約305億円を計上している。

運賃転嫁の対象となる区間は、東海道新幹線が東京~品川間(フレックス定期券は東京・品川~新横浜間)、豊橋~岐阜羽島間、京都~新大阪間の各駅相互間。

在来線が東海道本線・豊橋~大垣間、中央本線・名古屋~多治見間、関西本線・名古屋~四日市間、武豊線(大府~武豊)の各駅相互間。

開始時期は東京地区が2023年3月頃、関西地区が2023年4月1日、名古屋地区が2024年4月1日を予定しており、転嫁額は普通運賃が10円、通勤用定期運賃が1か月用300円、3か月用900円、6か月用1800円となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
  4. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
  5. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る