レクサス RX 新型に高性能版、「F SPORT パフォーマンス」…ロサンゼルスモーターショー2022出展へ

レクサス RX 新型の「RX 500h F SPORT パフォーマンス」(米国仕様)
レクサス RX 新型の「RX 500h F SPORT パフォーマンス」(米国仕様)全 10 枚

レクサスは、11月17日(日本時間11月18日未明)に米国で開幕するロサンゼルスモーターショー2022に、中型SUV『RX』(Lexus RX)新型の高性能モデル「RX500h F SPORT パフォーマンス」を出展する。ロサンゼルスモーターショーの主催団体が発表した。

写真:レクサス RX 500h F SPORT パフォーマンス

◆「F SPORT」をベースにパワートレインを強化

レクサスは、電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、電動化技術を用いた基本性能の進化を目指している。電動SUVの『RZ』に続いて、新型RXでは、走る楽しさを追求した新たなハイブリッドシステムによる「DIRECT4」を採用した。DIRECT4の緻密な四輪駆動制御で、前後輪のグリップ力を最大限に活かし、姿勢コントロールも行いながら、気持ちのいい走りを実現しているという。

「F SPORT パフォーマンス」は、従来の「F SPORT」パッケージの内容に加えて、パワートレインまで強化した高性能モデルになる。

F SPORT パフォーマンスのエクステリアは、より低重心に見せるボディ同色のロアパーツをはじめ、ウィンドウグラフィックを引き締めるブラックステンレス製のウィンドウモール、21インチの専用アルミホイールなどを装備した。これらのアイテムは、F SPORTに対して、さらに上質で力強い走りのイメージを演出するのが狙いという。

◆2.4リットル直4ターボ+モーターで米国仕様は366hp

新開発のハイブリッドシステムでは、フロントに2.4リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン(米国仕様は最大出力271hp)、モーター、6速ATをレイアウトした。リアには、高出力モーターの「eAxle」(米国仕様は最大出力108hp)を搭載する。

バッテリーには、高出力なバイポーラ型ニッケル水素電池を採用した。エンジンとモーターの間にクラッチを配置することに加えて、6速ATはトルクコンバーターの代わりにクラッチを採用し、モーターとトランスミッションの間に配置した。これにより、状況に応じて、エンジンとモーターの使い分けや統合ができる機構としている。

新しいハイブリッドは米国仕様の場合、システム全体で366hpのパワーと56.1kgmのトルクを発生する。このシステムは、アクセル踏み込み時に、エンジンの過給遅れ分を前後モーターがアシストする。これにより、アクセル操作に対する駆動力の応答遅れが少なく、加速の立ち上がりが早いダイレクト感ある走りを追求した。また、高回転域においては、トルクフルなターボエンジンとeAxleにより、高速域でも力強く伸びやかな加速を実現しているという。

◆「ダイナミック・リア・ステアリング」採用

後輪転舵角を拡大した「ダイナミック・リア・ステアリング(DRS)」も新採用した。車速に応じて、後輪を前輪と逆相/同相に最大4度転舵させることができる。低速時は、コーナリング時の旋回性や取り回しの良さを実現し、高速域では、高い車両安定性を実現したという。21インチの専用開発タイヤを設定することにより、ハンドリング性能を向上させた。

「アクティブノイズコントロール」と「アクティブサウンドコントロール」を採用する。4気筒ターボエンジン特有のノイズを除去しつつ、エンジンとモーターの力強さと伸び感をサウンドで演出した。

フロントブレーキには、対向6ピストンブレーキキャリパーを採用した。これにより、リニアでダイレクト感のあるブレーキフィーリングを実現した、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. 24年ぶり復活、新型ホンダ『プレリュード』ついに発売…価格は617万9800円
  3. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  4. ホンダ『S2000』も復活!? 新型『プレリュード』にチラつくロードスターの噂
  5. ホンダ『オデッセイ』専用コンソールボックス「オデュッセイヤ」発売、高級感と機能性のプレミアム仕様
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る