ワールドカップで見つけた!! キア『EV6 GT』ってどんな車?

FIFAワールドカップ2022、セネガル対オランダ(11月21日)
FIFAワールドカップ2022、セネガル対オランダ(11月21日)全 8 枚

4年に一度のサッカー世界大会「FIFAワールドカップ2022」がカタールで始まった。ピッチ横やスタジアムに設置された広告で、普段は目にすることのない製品名を見つけるのも楽しい。そんなひとつがキアEV6 GT』。キアはお隣、韓国の自動車メーカーだ。

キアEV6は2021年3月にワールドプレミアされたBEV(バッテリー電気自動車)で、5ドアハッチバックボディを持つ上級セグメントのクロスオーバーだ。キアでは、EV専用プラットフォームを持つ最初のモデルで、新世代キアブランドの象徴として位置付けられている。

バッテリーは長距離レンジ(77.4kWh)または標準レンジ(58.0kWh)が搭載されており、駆動レイアウトはそれぞれAWDと2WDが設定され、出力は標準レンジバッテリー/2WDの125kWから長距離レンジバッテリー/AWDの239kWまで。装備グレードは「EV6」標準仕様と「EV6 GTライン」の2種類が設定され、どのバッテリー、駆動レイアウトでも選べる。

そして「EV6 GT」がラインナップの高性能仕様だ。バッテリーは長距離レンジ仕様を搭載、駆動レイアウトはAWDのみの設定で、パワープラント出力は前後合計430kW。0-100km/h加速は3.5秒、最高速は260km/hとなっている。

航続は長距離レンジバッテリー/2WDが510km以上を走行できる。充電時間は、800Vの超急速充電器を使うと10%から80%までを18分、WLTPモード100km走行分は4分半だ。

標準レンジバッテリー/2WD/125kWの希望小売価格はドイツで4万6990ユーロ(約683万円)、アメリカで4万8500ドル(約687万円)となっている。EV6はこれまで「2022欧州カーオブザイヤー」、「2022ドイツ・プレミアムカーオブザイヤー」、「2022レッドドット」などを獲得した。

キアはFIFAワールドカップ2022のモビリティパートナーを務めており、選手・審判・スタッフが移動するための車両を提供している。内訳は297台の乗用車、70台のバス、さらに80台のPHEVとなっている。PHEVにはEV6 GTラインも含まれる。


《高木啓》

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