相模鉄道(相鉄)と東急電鉄(東急)は11月24日、相鉄・東急直通線の運行概要を明らかにした。

2023年3月の開業を予定している同線は、羽沢横浜国大~新横浜間4.2kmが「相鉄新横浜線」(開業済の西谷~羽沢横浜国大間2.1kmを含む)、新横浜~日吉間5.8kmが「東急新横浜線」とされ、新横浜駅(横浜市港北区)で相鉄と東急が接続。同駅は両社が共同で管理・運営する駅となる。


■相鉄新横浜線の運行概要
東急への直通列車を1日およそ100往復としており、新横浜折返しの列車も設定。一部を除き、20000系を使用する本線は東急東横線方面、21000系を使用するいずみ野線は東急目黒線方面へ直通し、平日朝ラッシュ時(西谷発7時20分~8時20分)は本線4本、いずみ野線7本の計11本を運行。日中は毎時片道4~8本の運行となる。


このほか、本線では西谷~横浜間の区間列車が運行され、いずみ野線では東急直通列車として特急が復活。本線の特急といずみ野線の快速の運行時間帯が拡大される。
■東急新横浜線の運行概要
朝ラッシュ時上りでは1時間あたり最大16本が運行され、東横線へ直通する4本は急行、目黒線へ直通する12本は急行または各駅停車として運行。このうち新横浜始発は1時間あたり最大5本となる。
このうち東横線では、菊名始発の各駅停車をすべて急行とするため、急行は1時間あたり4本増の8本となる。一方、各駅停車は運行間隔をおおむね4~7分とし、可能な限り統一するとしている。
目黒線では、各駅停車の急行待避駅を武蔵小山から奥沢に変更することで、日吉~目黒間の到達時間を2分短縮。さらに奥沢と武蔵小山の両駅を退避駅とする急行が6本設定され、こちらは5分の短縮となる。日吉始発列車は1時間あたり22本から10本に減便される。

一方、日中時間帯では1時間あたり6本が運行され、2本が東横線へ直通。目黒線直通は4本となる(うち2本は新横浜始発)。目黒線の日吉始発列車は1時間あたり12本から8本に減便される。
なお、目黒線で実施されているワンマン運転については、直通する東急新横浜線内でも実施。東急新横浜線~東横線の直通列車も全区間でワンマン運転が実施される。

