歴史的逆転勝利の日本、「ABEMA」などW杯関連銘柄も上昇[新聞ウォッチ]

W杯ドイツ対日本終盤、キーパーまで加わってのドイツの攻撃を凌ぐ日本代表
W杯ドイツ対日本終盤、キーパーまで加わってのドイツの攻撃を凌ぐ日本代表全 3 枚

「勝って兜の……」と、言いたいところだが、岸田政権の閣僚の辞任ドミノや東京五輪を巡る談合疑惑など、真っ暗闇の話題ばかりが目立つなか、サッカーのW杯で日本代表がドイツに歴史的な逆転勝利から一夜が明けたきょうの各紙は、その快挙で興奮する話題が満載だ。

スポーツ面では、読売が「超攻撃采配実る、勝負の3バック後半反撃」とのタイトルでドイツ戦を分析。朝日も「狙い的中後半の布陣変更」。毎日は「日本サッカー界のsurprise、surpriseとは言わさない」。産経は「したたか番狂わせ、森保J,守備に徹した前半」など。

そして、社会面には「快挙一気に列島興奮」(朝日)として、スポーツショップには応援グッズを求める人が詰めかけたほか、テレビを映す飲食店や自宅観戦により、ビールやおつまみといった関連商戦も活況を呈して「日本代表への注目が一気に急上昇した」とも伝えている。

そして、急上昇したといえば、東京株式市場でW杯関連とみられる銘柄も急騰。毎日が「『金星』市場ご祝儀」などと、経済面で取り上げているが、インターネットテレビ「ABEMA」でW杯全64試合を中継するサイバーエージェントは一時、前営業日比109円(9.0%)高の1319円まで上昇。元日本代表の本田圭佑さんの解説がSNS(ネット交流サービス)上で話題となるなど、今後の視聴者数が増加するとの思惑買いのようだ。

また、試合中継が見られる英国風パブ「HUB」を運営するハブは一時、年初来高値を更新。サッカーゲームを販売するコナミグループも前営業日から上昇。サッカー用品を販売するミズノは年初来高値を更新したという。

「日本代表が勝ち進んで盛り上がれば、国内企業を中心にモノが売れたり、サービスに追い風になったりする可能性がある」との市場関係者の分析も報じている。

歓喜に沸く日本代表の次の試合は、11月27日にコスタリカと対戦し、史上初の8強以上を目指す。


2022年11月25日付

●五輪談合強制捜査へ、テスト大会電通など落札(読売・1面)

●「油断せず次戦へ」金星から一夜、W杯カタール2022(読売・1面)

日産、露から撤退完了(読売・8面)

●滞る生産中古車争奪戦、新車価格上回る車種も(朝日・9面)

●W杯日本「金星」市場ご祝儀、株式関連銘柄急騰(毎日・7面)

●ガソリン価格4週連続下落(毎日・7面)

JR東利用低迷72区間、コロナ前から6区間増加(東京・6面)

「相鉄・東急直通線」新横浜駅公開、利便性UPハマの沿線(東京・27面)

●為替想定、平均138円、実勢並み、業績上振れ余地縮小、今下期158社(日経・2面)

工場内で自動けん引車、三菱ふそう、省人化へ実験(日経・15面)

三菱ふそうの構内自動けん引車三菱ふそうの構内自動けん引車

●ホンダ寄居工場、計画比3割減産(日経・17面)

●三菱自、EVを一転再発売、商用「ミニキャブ・ミーブ」脱炭素物流大手から引き合い(日経・17面)

●中部経済特集、トヨタ電池投資一段と、量産へ巻き返し、日米EV.HV向け(日経・33面)

●車の未来、地域がカギ、名古屋で「LBSザ・フォーラム」(日経・46面)

《福田俊之》

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