ヒョンデ『アイオニック6』は航続547km、2023年春米国発売へ…ロサンゼルスモーターショー2022

ツインモーター仕様は0~96km/h加速5秒以下

前面空気抵抗を示すCd値はヒョンデ車で最も低い0.22

2つの12インチディスプレイ

ヒョンデ・アイオニック 6 の米国仕様(ロサンゼルスモーターショー2022)
ヒョンデ・アイオニック 6 の米国仕様(ロサンゼルスモーターショー2022)全 10 枚

ヒョンデは11月17日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2022において、新型4ドアクーペEVの『アイオニック6』(Hyundai Ioniq 6)の米国仕様車を初公開した。2023年春、米国市場で発売される予定だ。

◆ツインモーター仕様は0~96km/h加速5秒以下

アイオニック6には、2WD(後輪駆動)とAWDの2種類の仕様を用意した。最上位のデュアルモーターAWDでは、前後に搭載されるモーターが米国仕様の場合、最大出力320hp、最大トルク61.7kgmを引き出す。パワフルなツインモーターは、0~96km/h加速5秒以下の性能を可能にする。

2WD(後輪駆動)のシングルモーター搭載車は、米国仕様の場合、最大出力225hp、最大トルク35.7kgmを発生する。バッテリーは2WDとAWDともに、「ロングレンジ」仕様の場合、蓄電容量が77.4kWhと大容量とした。米国仕様車の場合、1回の充電での航続は最大で547kmに到達する見通しだ。

ヒョンデの「エレクトリック・グローバル・モジュラー・プラットフォーム(E-GMP)」車台を採用した。E-GMP は800V の急速充電に対応しており、18分でバッテリー容量の80%を充電できる。また、追加のコンポーネントやアダプターなしで、400V充電を可能にしている

◆前面空気抵抗を示すCd値はヒョンデ車で最も低い0.22

ヒョンデ・アイオニック 6 の米国仕様(ロサンゼルスモーターショー2022)ヒョンデ・アイオニック 6 の米国仕様(ロサンゼルスモーターショー2022)

アイオニック6は、日本市場にも導入されている『アイオニック5』に続くモデルになる。アイオニック5は、5ドアハッチバックのEV。これに対して、アイオニック6は、ユニークな流線形シルエットを持つ4ドアクーペEVになる。

アイオニック6は、「シングルカーブの電動ストリームライナー」を標榜する。ボンネットの先端からルーフ、リアエンドへと続く緩やかなカーブが特長だ。米国仕様車の場合、前面空気抵抗を示すCd値は、ヒョンデ車で最も低い0.22を達成した。

アイオニック6のボディサイズは、全長4855mm、全幅1880mm、全高1495mm、ホイールベース2950mmだ。足元には、18インチまたは20インチのアルミホイールが選択できる。

◆2つの12インチディスプレイ

ヒョンデ・アイオニック 6 (米国仕様)ヒョンデ・アイオニック 6 (米国仕様)

インテリアは、繭に着想を得た。乗員がくつろげるように設計されており、パーソナライズされたインテリアスペースを目指している。デュアルカラーアンビエント照明により、64色のスペクトルと6つのテーマから、照明パターンを選択できる。「スピードシンクライティング」モードは、走行速度に基づいて室内照明の明るさを変更することにより、エモーショナルな運転体験を追求している。

モジュラータッチスクリーンを配したダッシュボードは、12インチのフルタッチインフォテインメントディスプレイと、カスタマイズ可能な12インチのデジタルメータークラスターを一体デザインしている。

インフォテインメントシステムには、最新のバッテリー充電状態に基づいて、リアルタイムの航続予想を表示する。コネクテッドカーサービスは、移動の途中で充電ステーションに立ち寄ることを考慮して、最適なルートを検索する、としている。


たまごっち Tamagotchi Smart NiziUスペシャルセット
¥4,560
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『スターレット』復活! 2026年デビューか?
  2. 40アルファードの静粛性が一変!調音施工で快適性が飛躍的に向上
  3. スポーティだけど“eバイク”じゃない!? ヤマハの新型『PAS CRAIG』に乗ってわかったブレない"ちょうど良さ"
  4. その差は歴然!? 見た目は同じでもカロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CQ912 ll → lll の進化は凄かった
  5. BMW『X3』新型、プロトタイプの写真を公開
  6. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  7. 取り付けは約10秒、カーメイトが「ワイドリアビューミラー」発売…ジムニー、ランクル、ヤリスなどの純正ミラー用
  8. 【ホンダ N-BOX 新型試乗】アイデアの詰まった使い勝手はまさに「ニッポンの国民車」だ…中村孝仁
  9. JAOSがトヨタ『ランドクルーザー250』用各種カスタマイズパーツをリリース
  10. 「2024年問題」に三菱ふそうと警察庁が動いた…新聞ウォッチ土曜エディション
ランキングをもっと見る