名古屋鉄道と名鉄EIエンジニア、トヨタシステムズ、東邦電機工業の4社は、AI画像解析とETC2.0、ITSスマートポールを活用し、踏切で注意を喚起するシステムの実証実験を12月5日から実施する。
全国で年間200件程度の踏切事故が発生し、死傷者数も100人を超えている。加えて踏切事故では、その都度列車の運休や遅延を伴うため、社会的な影響は大きい。
これに対応するため、これまで交通関連事業者が協力し、AI画像解析を活用して踏切事故を未然に防止するシステムを開発し、2021年11月から実証実験を実施した。この中で、前方道路が混雑しているにも関わらず、踏切内に進入した自動車が、そのまま停滞する事象に対応することが新たな課題となっていた。