「モンスター田嶋」、産棄物処理法違反で逮捕

タジマモーターコーポレーションの田嶋伸博会長兼社長(パイクスピーク2013参戦時)
タジマモーターコーポレーションの田嶋伸博会長兼社長(パイクスピーク2013参戦時)全 1 枚

タジマモーターコーポレーションの田嶋伸博会長兼社長が、長野県大町市内の原野に金属くずなどを捨てた産棄物処理法違反の疑いで逮捕された。同社が12月7日に発表し、現在は事実関係を調査中としている。

タジマでは、グループ事業として長野県大町市にある爺ガ岳スキー場の経営に2020年から参画している。爺ガ岳スキー場はタジマが事業再生目的で買収した大町温泉観光が運営している。タジマでは、爺ガ岳スキー場の施設が老朽化し、安全性に問題があることから対応を大町温泉観光に要請、大町温泉観光が建物を取り壊したが、この際の金属くずなどの廃棄物を、爺ガ岳スキー場内に埋めて投棄したとしている。

この廃棄物処理に関して、大町温泉観光の代表者が捜査の対象となったことを機に、タジマは事実を把握し、大町温泉観光に廃棄物を法令に沿って適切に処分することを指示して実行したとしている。その後、大町温泉観光の代表者は起訴されている。

一部報道では、タジマの田嶋社長がが関連会社役員と共謀して廃棄物を処理したとされているが、タジマでは「そのような共謀の事実はない」としている。

ただ、タジマでは子会社が産棄物処理法に違反していた行為があり、タジマが違反の事実を把握できずに対応を指示していなかったことを認めており「深くお詫びを申し上げるとともに、今後はグループ内各社の法令遵守体制を強化する」としている。

田嶋会長は「モンスター田嶋」の愛称で知られ、ヒルクライムレースなどで活躍してきた。電気自動車普及協会(APEV)代表理事なども務めている。


無罪モンスター田嶋に無罪判決…廃棄物処理法違反事件で

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
  4. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る