「伝統の革新」を鮮やかに実現したクラウン…千葉匠【日本カーオブザイヤー2022-2023】

トヨタ・クラウン
トヨタ・クラウン全 14 枚

今年度の「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」が12月8日に決定した。“今年を代表する1台”に選ばれたのは、日産『サクラ』/三菱『eKクロスEV』だ。輸入車の中で最多得票の車に贈られるインポート・カー・オブ・ザ・イヤーはヒョンデ『アイオニック5』だった。

選考委員の千葉匠氏は、トヨタ『クラウン』に満点の10点を投じた。以下は日本カー・オブ・ザ・イヤー公式HPに掲載された千葉氏のコメントだ。

☆☆☆

クラウンだけどクロスオーバー、クロスオーバーだけどセダン、セダンだけどファストバック。振り返れば先代はセミファストバックだった。当時は「セミ」が精一杯の革新だったわけだが、新型はクロスオーバーというトレンドを活かし、これまで超えられなかった一線を超えた。乗れば、「トヨタでいちばんいいクルマ」というクラウンらしさを、しっかり実感できる。「伝統の革新」は多くのメーカーの課題だが、このクラウンほどそれを鮮やかに実現した例は他にない。

☆☆☆

千葉匠氏の全投票点数(掲載はノミネート番号順)
●トヨタ・クラウン:10点
●ホンダ・シビック e:HEV/シビックタイプR:2点
●マツダCX-60 e-SKYACTIV D 3.3:4点
●ヒョンデ・アイオニック5:5点
●ランドローバー・レンジローバー:4点

各賞
●日本カー・オブ・ザ・イヤー:日産サクラ/三菱eKクロスEV
●インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:ヒョンデ・アイオニック5
●デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー:BMW iX
●テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー:日産 エクストレイル
●パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー:ホンダ シビック e:HEV/シビックタイプR
●K CAR オブ・ザ・イヤー(軽自動車):日産サクラ/三菱eKクロスEV

ヒョンデ・アイオニック5ヒョンデ・アイオニック5

今年度のエントリーは、2021年11月1日から2022年10月31日までに発表または発売された乗用車国内外の全48モデル。自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の選考委員により、まず上位10モデルの「10ベストカー」を選定、さらにそれらの中から投票により決定した。委員はそれぞれ25点の持ち点を10車種(10ベスト)のうち5車種に配点し、それらのうち最も高く評価する車種に対して必ず10点を与える。また、10点を与える車種は1車種とする。

輸入車の中で最多得票の車にはインポート・カー・オブ・ザ・イヤーが贈られる。輸入車・国産車を通じて輸入車が最多得票だった場合には、そのまま大賞となる。

《出典:日本カー・オブ・ザ・イヤーHP》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. カスタムパーツが付け替え可能な高級トミカ、「日産 スカイライン25GT TURBO」11月発売
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る