ルーフの色をチェンジするフィルム、マツダ車ですでにオプション…高機能素材Week 2022

大日本印刷株式会社のブースには、自動車に貼り付けるフィルムが展示されていた。
大日本印刷株式会社のブースには、自動車に貼り付けるフィルムが展示されていた。全 5 枚

12月7日から9日まで幕張メッセで開催されていた第13回高機能素材Week。材料・加工技術の総合展ということで、約900にも及ぶメーカーが出展していた。

【画像全5枚】

大日本印刷株式会社のブースには、自動車に貼り付けられるフィルムの展示が行われていた。『2トーンルーフフィルム』として紹介されていたこの製品は、従来の2トーン塗装に対し、工程の短縮と環境負荷の低減を実現する。

ルーフトップだけボディとは別色で塗る場合、マスキング、中塗り、乾燥、トップコート(着色)トップコート(クリア)、乾燥といった手順を踏むことになるが、フィルムの場合、マスキング工程でカラーフィルムを貼り付けるだけなので、工程が大幅に減るだけでなく、CO2排出量も激減する。塗装では難しい柄についても、フィルムの場合は多彩な意匠を実現でき、ユーザーの好みに応じたカラーや意匠も実現できる利点がある。

担当者に話を聞いたところ、じつはこのフィルム、すでに製品として採用されているクルマがあるとのこと。マツダ『MX-30』のオプションであるルーフデカールは、この大日本印刷のフィルム技術が使われている。また今後はマツダのほかのモデルにも採用されていく予定といった話も聞けた。

もう1点展示されていたのは、樹脂パーツにフィルムを転写するといった技術。これは自動車に使われるピラーなどの樹脂パーツの表面に、テクスチャーやデザイン柄のフィルムを転写するというもの。こちらも、加工した樹脂に塗装するという工程がなくなるため、加工プロセスの短縮とCO2排出量の削減が可能。担当者の話では、転写するデザインを変えることでグレードの違いを表現するといったことも簡単にできるようになるとのことだった。

《関口敬文》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついに『パジェロ』新型登場! 三菱自動車も変わる?…ニュースランキング
  2. ここまで変わる? ホンダ『アコード』次期型の新デザインを予想
  3. 【日産 キックス 新型試乗】先代とは打って変わって、何もかもが「いい」…島崎七生人
  4. 伝説のニンジャが1/4ダイキャストモデルに、『週刊 カワサキ Ninja GPZ900R』2027年1月創刊へ
  5. トヨタ、WEC富士でル・マン優勝車や新型スーパーカー『GR GT』を展示 9月25日-27日
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る