お騒がせの日野自動車、パワハラ体質一掃へ厳罰化、懲戒解雇処分も[新聞ウォッチ]

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日本漢字能力検定協会によると、この1年の世相をあらわす今年の漢字は「戦」という1字が1万804票でトップだったそうだが、自動車業界での今年のお騒がせ企業といえば、トヨタ自動車グループの日野自動車が断トツではないだろうか。

その日野自動車が、エンジン不正問題などを受けた組織風土改革の取り組みとして、パワーハラスメントをした社員に対する社内処分の厳罰化と発表した。きょうの日経なども取り上げているが、8月末以降のパワハラについて、最も軽い処分でも減給とし、悪質な場合は懲戒解雇を適用するという。

これまでは最も重い処分は減給や出勤停止だったが、今後は20年間にわたる一連の不正問題の温床ともなっていたハラスメントが起こりにくい職場環境をつくるため、処分の厳罰化を社内に周知徹底を図るほか、経営層のハラスメント研修や人事ローテーションの活発化にも取り組むという。

懲戒解雇といえば、サッカー選手に例えると、悪質な反則で一発退場のレッドカード。長年にわたって醸成されたパワハラ体質だけに、処分の厳罰化だけで企業風土を変えるのは至難の業だろう。

2022年12月14日付

●自動運転 私鉄と協調路線「本業」競争と使い分け(読売・9面)

●荷物届かない「2024年問題」トラック運転手不足残業規制で深刻化(朝日・3面)

●旅行支援来月10日から、割引率20%に引き下げ(朝日・7面)

三宅島は月面? 探査車走行実験、JAXAと日産(朝日・23面)

●広州の車展示会、30日開催が決定、コロナで先月延期(毎日・6面)

●海外EV日本市場攻勢、VW主力投入、メルセデスは専門店開設(産経・11面)

●運賃値上げ容認85%、ローカル線95社利用の1万人、本社調査(日経・1面)

●ラピダス、米IBMと提携、次世代半導体量産へ技術補完(日経・1面)

日野自、パワハラ厳罰化、風土改革の一環、懲戒解雇適用も(日経・17面)

《福田俊之》

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