シャープ(SHARP)は12月13日、米国で2023年1月5~8日に開催されるCES 2023において、「ドライバーモニタリングシステム」を初公開すると発表した。
このドライバーモニタリングシステムは、コックピット用ディスプレイと一体化したカメラモジュールにより、ドライバーの視線や顔の向き、まばたきを検知し、ドライバーを見守るもの。居眠りを検知することも可能という。
この他、視野角制御ディスプレイを活用した助手席用モニターを海外初出展する。独自のバックライト技術により、走行時は運転席から助手席用モニターの映像を視認できないようディスプレイの視野角を制御し、安全で快適なドライブを支援する。
また、クリックディスプレイも海外初出展。高感度の圧力センサーと、振動などにより触感のフィードバックを得られるようにするハプティクス技術を融合した新開発のディスプレイで、十字キーや音量ボタンなどを凹凸形状で形成できる。スマートフォンのようなタッチ操作と、物理キーのようなクリック感のある操作性を同一ディスプレイ上で可能にしており、カーナビゲーションシステムやエアコン、オーディオなど操作を支援する。
さらに、車載用太陽電池も海外初出展する予定だ。軽量かつフレキシブルで、変換効率32.65%を達成した実用サイズの化合物太陽電池のほか、シリコン製の車載向け太陽電池モジュールを紹介する。高効率化と軽量化が求められるEVなどのモビリティへの応用を提案していく。