小型トラック「キャンター」、サウジアラビア初のKD生産開始…三菱ふそう

ジェッダ市の工場で生産中の小型トラック「キャンター」
ジェッダ市の工場で生産中の小型トラック「キャンター」全 2 枚

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は12月15日、サウジアラビアで初となる小型トラック『キャンター』のKD(ノックダウン)生産を開始したと発表した。

[写真:小型トラック「キャンター」を組み立てる従業員]

4D33エンジン(4214cc直列4気筒ディーゼル)を搭載するキャンターは、食品や日用品の物流など、多岐にわたる産業や用途で活用されている。FUSOブランドのトラックは、耐久性と信頼性により、ロングセラーとしての実績を築いてきており、現在でもサウジアラビア国内では年間数千台を販売。サウジアラビアは、中東地域にてアラブ首長国連邦に次ぐ市場規模となっている。

KD生産は、GVW(車両総重量)6.5トンの「FE84」4型式、GVW7.2トンの「FE85」3型式が対象。現地での組み立て生産は、ダイムラートラック社と販売代理店ジュファリ・コマーシャル・ビークルズ社の合弁会社NAI社が運営するサウジアラビア・ジェッダにある工場で行われる。

サウジアラビアは近年、急速な経済成長を遂げており、最新の予測では2022年のGDP成長率は7%以上とされている。石油の輸出を中心とした経済からの脱却を掲げ、複数のインフラや都市開発のメガプロジェクトを推進している。その中には、サステナブルな設計の新たな観光地、公共交通網、未来技術を対象とした工業団地などが含まれており、FUSO車は、このような大規模な公共投資により、今後サウジアラビアでさらに重要な役割を果たすと期待されている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『エクストレイル』e-POWER が走行不能に!…土曜ニュースランキング
  2. レクサスの最高峰セダン『LS』36年の歴史に幕、SNSでは「センチュリーが後継モデルに?」との期待も
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  5. 日産『エクストレイル』e-POWERの9197台でリコール…発電停止と走行不能のおそれ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る