【メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+】最高出力761ps、価格は2372万円[詳細画像]

メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+
メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+全 40 枚

ラインナップの電動化を推し進めるメルセデスベンツがリリースした、初めてのラグジュアリーEV、メルセデスベンツEQS』。シリーズ中で最高峰に位置するのが、このメルセデスAMG「EQS 53 4MATIC+」だ。

◆「AMG」を冠する初のBEVは、600psオーバーの強心臓

メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+

EQSはメルセデス初のラグジュアリーEVだが、このEQS 53はメルセデスのハイパフォーマンスブランド、AMGとして初めてのEVになる。同時発売された「EQS 450+」がリア駆動で最高出力が333psであるのに対し、こちらのEQS 53は前後に電動パワートレインを搭載。最高出力は658ps、モード設定によっては実に761psを発揮する。

また、リア・アクスルステアリングの採用も技術面におけるトピックだ。60km/h以下での走行時は、後輪が前輪と逆方向に最大9度切れる。これにより、全長5225mmという巨体でありながら、最小回転半径は5.3mと良好な取り回し性を確保した。

◆流麗なクーペスタイルに、スポーティな要素がプラス

メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+

エクステリアはその性能を象徴するかのように、「ワン・ボウ」ラインと呼ばれる弓なりのボディを持つ。なだらかでクーペのようなシルエットを実現している一方で、テールゲートにはスポイラーが設けられており、スポーティな印象を受ける。

メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+

ホイールはマットブラックに塗装された21インチのクロススポークホイール。EVであってもAMGに変わりはないことを足元から主張する。

◆巨大なスクリーンが醸し出すインテリアの先進性

メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+

インテリアを見てみると、センターに巨大なインフォメーションディスプレイが配置されている。MBUXハイパースクリーンと呼ばれるこのディスプレイは、3枚の高精細パネルとダッシュボード全体を1枚のガラスで覆った未来的なデザインだ。EQS 53では、このスクリーンが標準装備となる。

様々な機能を持つこのディスプレイだが、3枚のパネルのうち助手席側とセンターの2枚には触覚フィードバック機能が搭載されている。タッチスクリーン上の特定の点に指が触れると、内臓のアクチュエーターが振動し、機械式スイッチを押したかのようなフィードバックが得られるという仕組みだ。また、移動中にインターネット上の動画コンテンツを楽しむこともできるが、ドライバーがそれを見ようとすると自動で減光して見えなくなるという機能が採用されており、安全性に対しても配慮されている。

メルセデスが新時代のフラッグシップとして送り出すEQS 53。名実ともに、その名に恥じない出来栄えとなっている。価格は税込みで2372万円。

メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+メルセデスAMG EQS 53 4MATIC+

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 電動モビリティ「ブレイズ」、名古屋本社で試乗体験会開催へ…新商品「スタイル e-バイク」も
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  5. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る