大型車のタイヤ脱落事故、複数回起すと整備管理者を解任へ 国交省検討

車輪脱落事故の調査で確認された各部品の劣化・損傷事例
車輪脱落事故の調査で確認された各部品の劣化・損傷事例全 1 枚

国土交通省は12月27日、大型車の車輪脱落事故防止対策のあり方についての中間取りまとめを公表した。

大型車の車輪脱落事故が増加傾向にあることから今年2月に「大型車の車輪脱落事故防止対策に係る調査・分析検討会」を設置し、各種調査や実証実験結果を踏まえて対策を検討してきた。今回、今後の車輪脱落事故防止対策のあり方について「中間取りまとめ」がまとめられた。

車輪脱落事故防止対策として速やかに実施すべき対策として、大型車使用者に劣化部品の適切な交換を促す緊急点検の実施、タイヤ脱着作業者が適切な作業手順・保守管理手順を確認するための動画公開を提言している。車輪脱落事故防止キャンペーンの継続的な実施も求めている。

また、中・長期的に実施すべき抜本対策としては、車輪脱落事故を起こした事業者の整備管理者に対する特別研修の新設や、一定期間に複数回の車輪脱落事故を起こした事業者の整備管理者に対して解任命令を発令する。タイヤ脱着作業者の人為的な作業ミスを防ぐための車両対策なども提言している。

国土交通省では、関係団体と協力して「中間取りまとめ」で提言された車輪脱落事故防止対策を推進していく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  2. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  3. 日産版の三菱アウトランダー!? 北米発表に「まんまやんけ!!」「かっこよ!」など日本のファンからも反響
  4. SUBARU公認の結婚指輪、ペアのリングから六連星が浮かび上がる…12月24日発売
  5. 日産の新型セダンが「コスパ最強」と話題に! モビショーで公開後「リーフの半額!」「どうして日本では…」など反響続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る