奥さまもオーナーも満足?…シトロエン C3エアクロス 前編[インストール・レビュー]

奥さまもオーナーも満足?…シトロエン C3エアクロス 前編[インストール・レビュー]
奥さまもオーナーも満足?…シトロエン C3エアクロス 前編[インストール・レビュー]全 9 枚

夫婦で共用するコンパクトでおしゃれなクルマの選択肢として愛知県のLEROY(ルロワ)が提案するのがシトロエンの『C3エアクロス』。大きな加工無しに高音質なオーディオをインストールし、手の届く範囲の価格で手に入るオーディオカーとしてユーザーに提示した。

◆おしゃれでコンパクトな奥さまとの共用仕様の
オーディオカーを作るのに絶好のベースがC3

コクピットもおしゃれなデザインが施されているC3。インテリアのイメージを極力スポイルしない方向でインストールが実施された。コクピットもおしゃれなデザインが施されているC3。インテリアのイメージを極力スポイルしない方向でインストールが実施された。
フロントドアの純正スピーカー位置はドアの中程にあり奥行きも極小のスペースだ。そのためチョイスできるスピーカーが限られる。フロントドアの純正スピーカー位置はドアの中程にあり奥行きも極小のスペースだ。そのためチョイスできるスピーカーが限られる。

奥さまも運転するファミリーカーが欲しい、そんな時の奥さまのリクエストが「コンパクトで可愛いクルマ」だったと想定してルロワが作り上げたデモカーがこのクルマだ。価格もお手軽で、おしゃれなシトロエンC3が手に入るとなれば、奥さまもオーナー自身も満足感いっぱいなのではないだろうか?

もちろん車内の快適性アップのためにオーディオのシステムアップは必須。そこまでの費用を含めたクルマ導入を考えた提案をしているのもルロワならではのセンスと言えるだろう。

オーディオのコンセプトは大加工無しに高音質、もちろんトランクも純正状態と同じ使い勝手であること。そしてオーディオユニットを撤去してノーマルに戻すことも想定した取り付けを実施。

フロントスピーカーにはモレルのイレイトカーボンPRO 63Aの3ウェイを基本に、ミッドバスには薄型ユニットであるモレル・ヴィルタスナノカーボンのMW6を組み合わせるシステム。C3のフロントドアはかなり薄くスピーカーの取り付けには苦労するとのこと。しかもドア中程にある純正スピーカー位置は限られたスペース。そこで薄いドアや省スペースの純正位置にもスピーカー(ヴィルタスナノカーボンMW6)を取り付けられることを実践することも、このデモカーを作ったきっかけでもあった。

◆Aピラーとドアミラー裏を巧みに加工処理し
ミッドレンジ&ツイーターを美しくビルトイン

Aピラーにはミッドレンジ、ドアミラー裏にはツイーターをインストール。モレルのイレイトカーボンPROをチョイスした。Aピラーにはミッドレンジ、ドアミラー裏にはツイーターをインストール。モレルのイレイトカーボンPROをチョイスした。Aピラーはミッドレンジの造形に合わせて滑らかにラウンドした造形が施されている。インテリアとの親和性も高いデザインだ。Aピラーはミッドレンジの造形に合わせて滑らかにラウンドした造形が施されている。インテリアとの親和性も高いデザインだ。ドアミラー裏に取り付けたツイーターもシンプルだが音響特性に優れた設計。シンプルでC3のインテリアをじゃましない。ドアミラー裏に取り付けたツイーターもシンプルだが音響特性に優れた設計。シンプルでC3のインテリアをじゃましない。

大加工しないインストールで手の届く範囲のオーディオを提案したルロワ製作のC3。しかしサウンド面にはもちろん一切の手抜き無し。フロントスピーカーはモレルの3ウェイをチョイスし高音質を狙う。イレイトカーボンPROのツイーター/ミッドレンジはドアミラー裏/Aピラーにインストールされる。車両の内装に合わせたインストールはルロワの得意とするところでありスマートな取り付けは純正内装との違和感も無い。もちろん中高域のサウンドは狙い通り。ラゲッジに設置したヘリックスのDSPによるコントール&パワーアンプによる増幅も加えて、クリアでフォーカスのクッキリしたハイファイサウンドを再現している。

Aピラーへのミッドレンジの取り付けは口径の大きなユニットをビルトインすることから難易度は高め。しかしピラーを滑らかに加工してスピーカーユニットとピラーをスムーズにマッチさせている加工精度の高さはお見事。カスタム処理を加えつつC3の持つインテリアのイメージを崩すこと無く、フロント3ウェイをインストールしているコックピットまわりのカスタム処理は美しい。

◆リアスピーカーのチョイスも備えたシステム
音楽プレイヤーで高音質化する手法も提案

リアドアはフロントドアとは異なりミッドバスの取り付け位置はドア下部の一般的に位置に設定されている。リアドアはフロントドアとは異なりミッドバスの取り付け位置はドア下部の一般的に位置に設定されている。このスペースにイレイトカーボンPROのミッドバス(16cmサイズ)をインストールしている。このスペースにイレイトカーボンPROのミッドバス(16cmサイズ)をインストールしている。高音質化のキーワードになる音楽プレイヤー。デモカーであるC3にはアイバッソのDX300APEX Tiを装備してデモする。高音質化のキーワードになる音楽プレイヤー。デモカーであるC3にはアイバッソのDX300APEX Tiを装備してデモする。

一方、ファミリーカーとして利用する場合にはリアスピーカーも欲しいと言うニーズがある。そんなユーザーのためにデモカーとしてはリアスピーカーの交換の提案を実施する。具体的にはリアドアにはイレイトカーボンPROのミッドバスを取り付けている。C3のフロントドアは前に紹介した通り取り付けスペースが限られているので、一般的な16cmサイズのスピーカーは取り付けられない。しかしリアドアの純正スピーカー位置はドア下部にあり、従来型のスピーカー取り付けが可能だ。そのためイレイトカーボンPROのミッドバスの取り付けが可能になる。クルマに合わせた適材適所のスピーカー選びで、最適なスピーカーインストールが可能なことを示した。

高音質化のもうひとつのポイントになっているのが音楽プレイヤーだ。DAPにアイバッソのDX300APEX Tiをチョイス。こちらもデモカーらしいチョイスとなった。音楽プレイヤーのハイクオリティ化が車内の高音質化にどこまで影響するかがリアルに試聴体感できるシステム選びとなった。

スピーカー交換が難しいとされているシトロエンC3をベースに、難なく3ウェイ化を実施したルロワのデモカー。おしゃれなコンパクトカーを比較的手軽に高音質化する手法を提示するケースとして幅広いユーザー層にアピールするシステム&取り付けとなった。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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