港湾内の自動操船・係船を目指し、世界初の「安全離着岸支援システム」実用化へ…川崎重工など3社が共同開発

安全離着岸支援システムのコンセプト図
安全離着岸支援システムのコンセプト図全 2 枚

川崎重工川崎汽船川崎近海汽船の3社は1月5日、港湾内での自動操船自動係船を目指す「安全離着岸支援システム」の実用化に向けた研究・開発を共同で行うと発表した。

安全離着岸支援システムの実用化に向けた研究では、川崎汽船と川崎近海汽船の2社が持つ豊富な操船ノウハウと、川崎重工がこれまでの舶用機械事業で培ってきた推進機システムインテグレーション技術および係船支援技術を融合。さまざまな離着岸操船および係船作業の課題解決とさらなる安全性の確立を目指す。

現在、港湾内での離着岸作業は、操船技術に精通し、船固有の操縦性能と係船設備の特性を熟知した乗組員によって行われているが、船舶の大型化による操船の高度化や船員人材不足の社会課題から、船舶操船・係船におけるさらなる安全管理の向上が求められている。安全離着岸支援システムは、操船者の安全離着岸操船をAIなど最新技術でアシストし、省スキル化することによって、離着岸作業の課題解決に繋がることが期待されている。


《纐纈敏也@DAYS》

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る